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「自分にできない」は思い込み?
DIYで棚をつくって気づいたこと|Page 2

暮らしを考える旅 わが家の移住について
vol.128

Page 2

GWは下田を満喫、そしてDIY!

日のゴールデンウィーク、
下田は観光客で賑わい久しぶりに車が渋滞していたほどでした。
わが家は新しく借りることになった田んぼの整備をしたり、
今年初めての海水浴を楽しんだり、下田の自然を満喫して過ごしました。

そしてもうひとつ、
私がゴールデンウィーク中にせっせとやっていたのがDIYです。
ここのところDIYにすっかりはまってしまい、
毎日何かしら作業をしています。

木材をカットする津留崎徹花さん

そもそもなぜDIYにはまったかというと、
昨年新居を購入して引っ越したことがきっかけです。
バッタバッタと引っ越しをしてからおよそ半年が経つのですが、
なかなか家の中が片づかないのです。
モノが多すぎるのも原因ですが、
もうひとつの理由はモノを収める場所が整っていなかったこと。

扉を外した押し入れ

購入した新居は古い日本家屋で、
クローゼットのようなものはなく押し入れがいくつかあるのみ。
布団をしまうのには適しているのですが、
衣類や日用品を収納するにはなかなか使い勝手が悪い。

そこで、引っ越し前に衣類も収納できる大きな収納棚を
夫がつくる予定でした。
ところが、引っ越しの直前にトイレがつまって流れないという
予期せぬ事態が勃発。

収納棚を作成するために空けていた数日間、
トイレの新設工事を夫が急遽やることに
(新居のリノベーションは夫がセルフビルドでやってくれました。
まさかトイレまでやることになるとは……)。
という訳で、収納スペースが整わないまま、
新居での暮らしがスタートしたのです。

トイレの床を外して作業する津留崎さんの夫

トイレ工事をする夫。古いトイレと床を撤去して溜まった水を抜き、新しく床をつくってタイルを貼り、新たな便器を設置。その後、設備やさんが配管をつないで完了、というのを数日で行ったのでした、感謝。

引っ越したあとも、新居に残っていた残置物の処分や庭の草刈りなど、
やらなきゃならないことが山積み。
さらに、隣接する家に義母が引っ越してくることになっていたので、
その家の片づけや修繕もかなり大変でした。

そうして、収納をつくれないまま半年が過ぎていったのです。
衣類も段ボールに入っている日用品も片づかず、
「あれどこ? これどこ?」と毎日探しものをする日々。
夫に早く収納棚をつくってほしいと頼んではみたものの、
急がずにゆっくりつくればいいじゃないかというのが夫のスタンス。

私は一刻も早く快適に暮らしたいという一心で、
もうこれは買っちゃえば早いじゃないか! と、
〈IKEA〉や〈無印良品〉などの棚を物色。
けれど、設置場所にピッタリ収まるサイズのものもなく、
さらに大きい家具を3つも購入することに
どうもためらってしまうのです。

不要になったら? もし壊れたら? 捨てることになるのかなぁ……、
3人分となるとそれなりのお値段だしな……と。
かといって、大きい衣類収納を私がつくるのは無理だしなぁ
と思っていたのですが、
いやちょっと待てよ? 本当に私にはつくれないのだろうか? と。
自分でもできるような簡単な方法があるんじゃないのかと
思い始めたのです。