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お金がかからず、豊かな食生活!
地域での“いただきもの生活”と
手づくりのお返し|Page 3

暮らしを考える旅 わが家の移住について
vol.064

Page 3

漁師町ならではのいただきもの

ここ下田は漁師町です。
子どもの同級生のご家族でも漁業権を持っている方がいたり、
ご近所さんも本業の合間に漁に出たりします。

東京で生まれ育った私にとって、漁師さんや海女さんの世界は
一から十まで未知の世界。とても新鮮で魅力的に感じられます。
時折お願いをして撮影させてもらうことがあるのですが、
そうするといろんな海産物をいただくのです。

飯田竜さん

ワカメの取材でお世話になった飯田竜さん。天草や貝漁の撮影にも声をかけていただいたり、一緒にお酒を呑んだり、何かとお世話になっています。

お土産でもらったワカメ

今年の春はワカメ漁に同行させてもらいお土産にバケツいっぱいのワカメをいただきました。限られた時期にだけ採れる天然のワカメ、貴重な春の味わいです。

飯田さんにいただいたお魚

飯田さんにいただいたお魚。アカハタはオイル蒸しに、イサキは塩焼きと刺身にするとうんまい! そして翌日、お借りしたバケツを返しにいくとまた魚を入れてくれるという。うれしすぎます。

先日も漁師さんにお願いをして、貝の漁を撮影させてもらいました。
すると、その帰り際にとれたばかりのサザエをいただいてしまいました。

サザエ

私は移住する前にも、毎年のように下田へ旅行で来ていたのですが
滞在中の楽しみのひとつが、実はサザエを食べることでした
(当時は移住するなんてみじんも思っていなかったのですが)。
「ちょっと高いけど、せっかく下田に来たんだから
ひとり1個くらいは食べようよ」といった贅沢な一品。

そんな高嶺の花だったサザエを
こんなにたくさん食べていいなんて、人生初めての経験。
新鮮だからなのか「あの人が採ってきてくれたサザエ」だからなのか、
いままで食べたサザエで一番おいしく感じたのです。

森英一さん

友人の森英一さん。普段は電気工事の仕事をしていますが、漁が解禁になる時期はご両親と共に海に出てアワビやサザエを採ります。

網の中にはたくさんのサザエやアワビ、トコブシが

森家は貝採りの名手。網の中にはサザエやアワビ、トコブシがたくさん。

英一さんのお父さん森武一さんと、桃代さん

英一さんのお父さん森武一さんと、桃代さん。午前中の漁が終わると、お母さん特製のお弁当を海辺で食べるのが恒例なのだそうです。

サザエの刺身