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先日、初めてお会いしたある方に、こう言われました。
「今日は謎の奥さんはいないのかい?」
ん? 謎の奥さん? 妻のこと……?
どの辺でそんな呼ばれ方をしているのか詳しくは知りませんが、
下田の一部の人にとってはどうやら妻は「謎」の人らしいのです。
何が謎なのか?
本業はカメラマンですが、そのほかにもいろいろと活動していて、
はた目にはその活動に一貫性がないと感じられるからかもしれません。
移住前にはカメラマンひと筋でした。
「謎の奥さん」ではなかった。
でも、移住して2年、気づいたら「謎の奥さん」と
呼ばれるようになっていました。
確かに身近で見ていて「暮らす場所よって
人ってこんなに変わるんだな~」と感心することもあります。
今回は身内ネタになりますが、移住によって
わが妻にどんな変化があったのか? についてです。
経歴を少し。
大学を卒業後、出版社マガジンハウスの社員カメラマンとして
数々のタレントや料理などを撮影してきました。
40歳のとき、自分に合った育児と仕事のバランスを考えて独立。
そして、2年前に念願の移住が実現。
移住後も都内へ出向いてのカメラマンの仕事は続けています。
そして、最近の仕事としては雑誌『クロワッサン』(5月25日号)の記事
「伊豆下田は採れたて海藻天国!」にて
6ページにわたり妻の写真が掲載されました。
こちらでは企画の段階から携わり一部の文章も担当。
都内の出版社との仕事と下田移住がリンクした
「移住カメラマン」ならではの仕事ともいえ、
本人もかなり気合をいれて取り組んでいました。
そして、その掲載写真を中心に、
下田のまちなかにあるレストラン〈Table TOMATO〉で
写真展『海と暮らす/海藻と人』を開催(8月まで開催予定)。
実は、本人はいつか写真展をやりたいと思いながらも、
「これ!」という題材に巡り会えなかったそうなのですが、
移住した下田には妻が「これ!」と思う被写体が多いのでしょう。
移住した下田で初の写真展開催となりました。
また、知り合った下田の方々からご依頼いただいた撮影もしています。