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移住して家事の分担が変わった?
夫と妻の、仕事の領域。|Page 3

暮らしを考える旅 わが家の移住について
vol.046

Page 3

「男の仕事」に、少し踏み込んでみる

そんなこんなで庭の草刈りデビューを果たし、
それがうれしくてFBとインスタで投稿。
すると、三重県に住む友人(女性)からこんなコメントがありました。
「私も毎週のようにやってるけど、田舎では草刈りは男の仕事らしく、
みんなに驚かれるよ」

そう、下田でも草刈りをしているのは男性で、
草刈り機を振り回している女性を見たことがないのです。
そして何より、私自身がずっと思い込んでいたのです、
草刈りは男の仕事だと。

枯れ始めてしまった庭の柿

台風のあと塩害で枯れ始めてしまった庭の柿。枯れた葉っぱを取ろうと触ると「イタ!」手前に見える緑の毛虫「イラガ」に刺されるという。しばらく電流が走っているようなしびれる痛み、庭仕事の洗礼を受けました……。ちょっとの作業でも手袋必須ですね。

治療した直後の手

刺されたあとすぐに流水で洗い、ガムテープで残っているトゲを付着させ庭のドクダミの汁でこする。その後、自家製ビワエキスを浸した脱脂綿で巻くと、さらにビリビリと痛んでカーッと熱くなったあと、すっと痛みが消えた。庭仕事のときには、ビワエキスを常備しよう。

いままで、勝手に「男の仕事」と思い込んで
夫に任せっきりだったことがたくさんあります。
夫になんとかしてもらうのを待っていたのです。

もちろん、いまでもどっぷり夫に頼っています。
男性じゃないとできないこともたくさんあります。
けれど、自分が「男の仕事」と考えていた領域に、
もう少し踏み込んでみようと思うようになりました。

山で竹を伐採する夫

稲を天日干しにするための「はさ」をつくるため、山から竹を伐採してくる夫。こんなことは、私には到底できません。

「これは私には無理だろう……」と以前から思っていた
丸ノコ(歯が丸いノコギリ)も使い始めました。
洗濯機置き場がどうも使いづらく、棚をつけたかったのです。
いままでだったら夫につくってほしいとお願いしましたが、
草刈りで自信をつけた私は、自分でつくってみようと
考えたのです(つくるといっても木を切って金具で留めただけですが)。

夫の留守中に勝手に丸ノコを使ったのがバレ、
「危ないな……。ちゃんと使い方教えるから」
と注意されましたが、これがまた楽しかった。
だって、いままでできなかったことができるようになったのだから、
単純にうれしいのです。

電動丸ノコで板を裁断中