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伊豆下田で初めての米づくり。
稲作支援制度を利用して
家族や友人たちと田植えに挑戦!|Page 2

暮らしを考える旅 わが家の移住について
vol.037

Page 2

まずは手植えで!

の春から、念願の米づくりが始まりました。
始まりました、といっても米づくり初挑戦の初心者。
わからないことばかりです。必要な機械も持っていません。
ということで、隣町の南伊豆町で米づくりに取り組んでいる
〈南伊豆米店〉の「稲作支援制度」を利用しています。

南伊豆米店で希望にあった田んぼを探してくれ、
初心者では難しい田植えまでの準備、重機での作業をしてくれるのです。

ハウスにお邪魔して苗の水やりの手伝いをしました。この小さい苗が稲となり、わが家の米になる

ハウスにお邪魔して苗の水やりの手伝いをしました。この小さい苗が稲となり、わが家の米になる……、そう考えるとワクワクします。

前年の稲刈りのときに種用に選び保管しておいた稲(種籾)を発芽させて苗を育てます。

前年の稲刈りのときに種用に選び保管しておいた稲(種籾)が発芽して苗となる。

わが家が借りた田んぼ周辺では秋の稲刈りのあとにレンゲの種をまきます。
レンゲは土を肥やす効果があるのです。

4月はじめ、田んぼにレンゲの花が咲き森に桜が咲きました。美しい田園風景

4月はじめ、田んぼにレンゲの花が咲き森に桜が咲き、なんとも美しい田園風景でした。

4月末には、田んぼが会場となり、
地域の人たちによる「大賀茂レンゲ祭り」が開催。

田んぼを泳ぐ鯉のぼり

田んぼに咲いたレンゲの花

こうして地域の人々に親しまれている田んぼで
米づくりをさせていただくわけです。
しっかり取り組んでいきたい、あらためてそう感じました。

そして、田植え前にはそのレンゲごと土をすき込みます。

南伊豆米店のトラクター。こうした重機を補ってくれるがこの稲作支援制度

南伊豆米店のトラクターで土を耕す。米づくりはこうした重機が必要なので敷居が高いところがありますが、そうしたところを補ってくれるがこの稲作支援制度です。

そして、耕し終わると田んぼに水を張ります。

田植え前田んぼ。先日ビニールハウスで見た苗が置いてありました

田植え前に畔の草刈りに行くと、先日ビニールハウスで見た苗が置いてありました。お~、育ってる!

田植えは、みんなで力を合わせて、手植えでやりたいと考えていました。
借りた田んぼは一反弱という広さ
(一反は300坪、約30メートル×30メートル)。
無農薬でも、うまくいけば300キロ以上の米が収穫できるとのこと。
わが家の米の消費量は年間で
150キロほど(大人ひとり平均が60キロだそうです)。
ということは、家族だけでは食べ切れません。

さらには一反弱の田んぼを手植えというのは、ひと家族では難しいそうです。

ということで、田植えに友人ふた家族を誘いました。
誘ったのは、家族ぐるみで仲良くさせていただいている
下田出身、在住の友人たち。
彼らも田んぼにはあまり馴染みがなく、初めての田植えとのことです。

田植え前日には、どんな格好がよい? やっぱモンペでしょ! 
農家帽でしょ! あそこの店でいくらでモンペ売ってるよ! 
みたいな奥さまトークがグループメッセージで飛び交っていて、
いよいよ気分が盛り上がります。