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この春から、念願の米づくりが始まりました。
始まりました、といっても米づくり初挑戦の初心者。
わからないことばかりです。必要な機械も持っていません。
ということで、隣町の南伊豆町で米づくりに取り組んでいる
〈南伊豆米店〉の「稲作支援制度」を利用しています。
南伊豆米店で希望にあった田んぼを探してくれ、
初心者では難しい田植えまでの準備、重機での作業をしてくれるのです。
わが家が借りた田んぼ周辺では秋の稲刈りのあとにレンゲの種をまきます。
レンゲは土を肥やす効果があるのです。
4月末には、田んぼが会場となり、
地域の人たちによる「大賀茂レンゲ祭り」が開催。
こうして地域の人々に親しまれている田んぼで
米づくりをさせていただくわけです。
しっかり取り組んでいきたい、あらためてそう感じました。
そして、田植え前にはそのレンゲごと土をすき込みます。
そして、耕し終わると田んぼに水を張ります。
田植えは、みんなで力を合わせて、手植えでやりたいと考えていました。
借りた田んぼは一反弱という広さ
(一反は300坪、約30メートル×30メートル)。
無農薬でも、うまくいけば300キロ以上の米が収穫できるとのこと。
わが家の米の消費量は年間で
150キロほど(大人ひとり平均が60キロだそうです)。
ということは、家族だけでは食べ切れません。
さらには一反弱の田んぼを手植えというのは、ひと家族では難しいそうです。
ということで、田植えに友人ふた家族を誘いました。
誘ったのは、家族ぐるみで仲良くさせていただいている
下田出身、在住の友人たち。
彼らも田んぼにはあまり馴染みがなく、初めての田植えとのことです。
田植え前日には、どんな格好がよい? やっぱモンペでしょ!
農家帽でしょ! あそこの店でいくらでモンペ売ってるよ!
みたいな奥さまトークがグループメッセージで飛び交っていて、
いよいよ気分が盛り上がります。