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自然が身近にある暮らし。
下田に移住して変わったこと|Page 2

暮らしを考える旅 わが家の移住について
vol.035

Page 2

日常的に自然に触れる暮らし

月があっという間に過ぎ去って5月になった感じがします。
移住してからちょうど1年の節目となる4月には
娘の小学校入学という、わが家にとっても大きな出来事があり、
その準備やら何やらでとても忙しくしていました。

でも、思い返してみると、東京で暮らしていたときも
4月はとても忙しかったです。
会社員だったときには、新入社員が入ってきたり、新しい役職をもらったり。
そして、3月末から始まる送別会やら歓迎会やら。
さらには、その時期にちょうど咲く桜。
「あ~、桜咲いた。花見の段取りしなきゃ……」
あまり、桜を楽しむという感じではなかったかもしれません。

そして、無事に花見を終えると、次はGWです。
会社員にとってGWには貴重な長期休暇。
これでもか! というくらいに、
がむしゃらに旅行やらキャンプやらに行ってました。

例えばどこに行ってたんだっけな? 4年前、娘が2歳のときのGWの写真をひっぱりだして見てみました。前半は山梨でキャンプ、後半は飛行機とフェリーで小豆島というなかなかハードな行程

例えばどこに行ってたんだっけな? 4年前、娘が2歳のときのGWの写真をひっぱりだして見てみました。前半は山梨でキャンプ、後半は飛行機とフェリーで小豆島というなかなかハードな行程。当時は妻も僕も会社員、毎年GWや盆休みは予定を詰めこんでいたのです。

実は小豆島には、コロカルの移住連載の先輩でもある三村さんに会いに行きました。

実は小豆島には、コロカルの移住連載の先輩でもある三村さんに会いに行きました。移住を意識し始めていた自分たちにとって、移住を決断し実行した三村さんの話はとても刺激的でした。いま、この僕らの連載を見て下田へ来てくれる人がいる。なんだかうれしいですね。

そして、行った先々でこう思ってました。

「自然はいいなあ~、こんなとこで暮らしたい……」

そんな暮らしを求めて昨年、念願の移住を決行しました。
移住後に縁がつながり、就いた仕事のひとつが
〈高橋養蜂〉の養蜂場の農園づくりということもあり、
日常的に自然の中に身を置く暮らしをしています。

ミツバチたち

ミツバチたち、暖かくなって元気に飛び回っています。

いま、みかんの花が咲き始め、蜂たちがせっせと蜜を集めています

いま、みかんの花が咲き始め、蜂たちがせっせと蜜を集めています。こうした自然の営みを感じながら、自分もその流れに携われる。こんなすばらしい仕事に出会えたことに、とても感謝しています。

「ミツバチの楽園づくり」いまは獣害対策の柵を作成中

vol.28で書いた「ミツバチの楽園づくり」、いまは獣害対策の柵をつくっています。柵ができたらレモンなどの蜜源植物を植える予定です。でも、まだ農園は鹿の糞だらけ。楽園への道は遠い……。