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南伊豆米店(株式会社アグリビジネスリーディング)は
地域の休耕田を再生し、無農薬の〈大喜米〉を主軸に
環境に配慮した米づくりを行っています。
南伊豆最大の作づけ面積を持ち、
先日は休耕田再生の取り組みが評価され、
静岡県「ふじのくに未来をひらく農林漁業奨励賞」を受賞。
その南伊豆米店を率いる中村大軌さんとは、
高橋養蜂の高橋鉄兵さんを通じて知り合いました。
大軌さんは米づくりの間口を広げたいという思いで
稲作支援制度に取り組んでいるそうです。
田んぼの選定から始まるこの制度は、
それぞれの状況により関わり方を調整してもらえます。
費用も自分が多くのことをやればその分安くなると。
わが家の場合、半反(約500平米)の田んぼと苗、
トラクターでの田起こしなどの作業と技術的なサポートをしてもらい
年額6万円程度。田植え、日々の水の管理、
除草や田んぼまわりの草刈り、稲刈りは自分でやります。
(近隣の方、また伊豆への移住を含めて興味のある方は
ぜひ、問い合わせてみてください)
サポートを受けるといっても初めての米づくり、大変なこともありそうです。
でも、家族で自分たちの食べる米をつくるのが
僕の夢のひとつでもありました。まだ始まってもいませんが、
まずは一歩踏み出せたことがとてもうれしいです。
5月に田植えの予定。
米づくりの様子はこの連載でもお伝えしていきます。
そして僕が農園づくりの仕事をしている高橋養蜂でも、
自分たちではどうにもならない急斜面の樹木の伐採などでは
大軌さんにサポートをお願いしています。
というのも、大軌さんは春から秋は米づくりを行い、
米づくりがひと段落する秋から春先までは林業を営む
「半農半林」の人なのです。
先日、林業を営む別の方と話をする機会があったのですが、
真夏は山仕事には向いておらず休むことが多いと聞きました。
夏が中心の「米づくり」と「林業」の相性はよいのでしょう。