menu
記事のカテゴリー

移住した伊豆・下田で
新生活スタート!
この2か月で感じた、
不安なこと、うれしいこと|Page 2

暮らしを考える旅 わが家の移住について
vol.016

Page 2

下田での新生活スタートから早2か月

さい頃から毎年、夏休みになると海水浴に訪れていた下田。
そのまちに私たち家族は移住しました。夏にだけ眺めていた海沿いの坂道を通るたびに、不思議な気持ちに包まれます。
下田に住むことになるなんて、あの頃は思いもしなかったと。

子どものころ、兄や姉と「探検隊ごっこ」をして戯れていた海水浴場、九十浜(くじゅっぱま)。下田は私にとって、幼少期のあたたかい思い出がたくさん詰まっている場所です。

家族3人、下田で新たな生活をスタートして2か月が経ちます。
引っ越した当初はとにかく家の片づけに必死で、
雑巾がけをしていたらあっという間に1日が終わる、という日々でした。
それが少しずつ落ち着いてきて、目の前のことから視界が広がり、
ようやく生活が始まっていきました。

こちらに来てから、たくさんの方々とのよい縁をいただいています。
私たちが下田に住むことを知った友人が、いろんな方を紹介してくれたり。
娘の保育園のお友だち家族やご近所さん、不動産屋さんのご家族など、
皆さん気にかけてくださいます。

こうして地元の方とおつき合いさせていただくことは、何よりも心強い。
わからないことだらけで不安なとき、
「いざとなったらあの人がいる!」と思えるだけで安心できます。
そういう感覚は、実家のある東京でずっと暮らしていた自分にとって、
初めての経験でした。
皆さんの存在を、まるでお守りのように感じています。

友人宅(娘の保育園のお友だち家族)に招いていただき、黒船祭(下田で年に一度、5月に開催されるお祭り)の花火を鑑賞。おいしいお料理とお酒をいただきながら、下田湾に浮かぶダイナミックな花火をみんなで楽しむ。温かい時間でした。

先日、東京の友人に会ったときに言われたこと。

「いいことばっかりインスタに上げてるけど、それだけじゃないんでしょ?」

そりゃそうなんですよ、新たな土地で暮らし始めて、もう不安いっぱいです。
激しく夫婦喧嘩することだってあるし、
寝つきが悪い夜だってあります(眠れないことはないんですが)。
SNSではあげられないような後ろ向きなこと、不安なことも、
この連載では率直に書かせていただきたい。

ということで、この2か月で不安に感じたことを整理してみました。

 クモとかムカデが家中に多発

 「旦那さんのお仕事は?」と聞かれると困る

 収入が減ることは覚悟していたものの、実際そうなってみると焦る

ほかにも、漠然とした不安はありますが、
直近で起きていることは上記の3つです。