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第50話・あらためて
神戸・塩屋のまちを眺めてみると

グレアムさんの神戸日記
vol.050

1

塩屋に引っ越してきたのは、もう10年以上前のこと。

2

細い小道や風の吹く丘にぼくは魅了されました。このまちは、まるで別の時代にタイムワープしたかのようでした。

3

古い昔ながらの商店街が大好きでした。果物は果物屋さんで、豆腐は豆腐屋さんで、魚は魚屋さんで、野菜は八百屋さんで買う。

4

大好きだった古い喫茶店。いつも不機嫌なオーナーがいました。今はもうありません。

5

タバコとお酒を売っている商店が、通りの角にありました。ここで買い物をするのをいつも楽しみにしていました。ここも、今はもうありません。

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近頃は塩屋には、たくさんの新しいお店ができています。カフェ、ピザ屋さん、レコード屋さん、そば道場まで。

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若い人たちも増えてきています。フォトグラファーやグラフィックデザイナーといった、クリエイターの人たちも。

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そしてもちろん、今でも変わらずおばあさんたちは井戸端会議をし、おじいさんは道端でタバコを吸っています。野良猫もたくさん。新しい塩屋の裏には、今でも古い塩屋を見つけることができます。

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