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兵庫県南あわじ市・洲本市

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おいしい民宿で触れた、淡路島の魅力。

日々の暮らしを豊かにすることを
自ずと考え出す、創造力あふれる人たち。

路島にある、おいしい民宿のひみつは
多面体のダイアモンドのように
どこから切り取っていこうともきらきらと輝いていて、
暮らしやすいであろう島の魅力へとつながっていく。

きっと、南海荘に関わるところを訪ねていけば
おいしい八百屋のひみつも探ることになるだろうし
素敵な器のひみつ、居心地のいい空間のひみつ
楽しいイベントのひみつ、
いろいろなひみつがあちこちに転がっているはずだ。
実際、竹中さんは日々、一眼レフカメラを持ち歩いて
面白いものが見つかれば撮影し、ブログにアップする。
美しい夕陽が見られそうならば
ひとりでカメラを持って夕陽を撮りに行く。
美しい海や夕陽、ゆっくりと流れる時間、
海や山の恵みが詰まった素材にお年寄りの知恵、家族。
普通に過ごしているとうっかりと
見過ごしてしまいそうな日々の豊かさを
彼は、好奇心で目を輝かせ、覗いている。

竹中さんの在り方は島人として特殊な例かもしれないと
淡路島で出会った人びとのブログを開いてみる。
さまざまな人がスキルやセンスを高め合い、
豊かな暮らしを紡いでいくための世界観を
いわずもがな、共有しているのが
SNSなどを通して可視化されている。
島といっても閉鎖的な空気はなく、田舎とも感じられない。
四国と関西をつなぐ橋がかかるせいなのか
いろいろな土地の人が出入りをしていて、風通しがいい。

そんな開放的な空気感がブログやイベントにもあふれ、
この島に新しい歴史が1ページずつ
描かれているのが見えてくる。
そう、この記事だって、南海荘を通じて
淡路島が、今ここに動いている様子を
お伝えするほんの一例なのだ。

まあ、そんなことが感じられても感じられなくても
おいしい民宿・南海荘で触れるものすべてが
島の魅力を語りかけてくれるから、
一度、足を運んでみましょうよ。
なんていったって日本の「国生み神話」の息づく島なのだから。