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連載

〈WARANOUE(ワラノウエ)〉
西和賀の木で器づくりを。
手にした人にしかわからない、
器を「育てる」喜び

岩手県西和賀町・ユキノチカラプロジェクト
vol.010|Page 2

posted:2017.3.14  from:岩手県西和賀町  genre:ものづくり / 暮らしと移住

sponsored by 西和賀町

〈 この連載・企画は… 〉  岩手県の山間部にある西和賀町。
積雪量は県内一、人口約6,000 人の小さなまちです。
住民にとって厄介者である「雪」をブランドに掲げ、
まちをあげて動き出したプロジェクトのいまをご紹介します。

writer profile

Tamaki Akasaka

赤坂 環

あかさか・たまき●フリーライター。岩手県盛岡市在住。「食」分野を中心に、県内各地を取材・原稿執筆。各種冊子・パンフレットの企画・構成・編集も行うほか、〈まちの編集室〉メンバーとして雑誌『てくり』なども発行。岩手県食文化研究会会員。

credit

撮影:奥山淳志

Page 2

藤原さんは西和賀町生まれだが、4歳の頃に父親の転勤により盛岡へ。
その後も転勤にともない県内各地に住み、
最終的に定住した紫波町で器づくりを始めたものの、2年前から制作の場を西和賀に移した。
以来、町の森林組合からも、桜やコナラなどの生木を仕入れている。
工房は、かつて祖父母が納豆工房を営んでいた建物。
紫波町に転居後も20歳頃までは、
ほぼ毎週末、祖父母を手伝うために両親とともに西和賀町に来ていたという、思い出の場所だ。

旋盤を使った作業のため、工房の床はいつも木くずであふれている。
あたたかみのあるイメージから工房を〈WARANOUE〉と名づけたそうだが、
ふかふかの木くずを踏みしめる感覚は、
「わらの上」を歩いている感覚とちょっと似ている気がする。

「昔から山菜採りやキノコ採りが好きなんですが、
西和賀での器づくりもそれに通じているような気がします。
西和賀の自然にふれている感じで、すごくおもしろい。
いまはまだ紫波町から通っていますが、本当はすぐに移住したいくらい西和賀が好きなんです」

最近は、乾燥材を使ってスプーンなどのカトラリーもつくり始めた。
ほかにも、生木を使った椅子などつくりたいものはあるが、時間がなかなかとれない。
早く西和賀町に住み、ものづくりに存分に時間を費やせるようになることを願う日々だ。

information

藤原 隼さん

1982年西和賀町生まれ。その後、父親の転勤にともない県内各地に住み、最終的に紫波町に定住。2011年に自宅にて、独学で木の器づくりを始める。2014年に西和賀町の現在の工房に制作の拠点を移す。

http://waranoue.com/

◎あなたにとってユキノチカラとは?

山菜やキノコの生育に欠かせないもの。大雪では困るけれど、毎年平均量は降ってほしいと思う。

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