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連載

京都府北部の多様な移住スタイルを
「編集」するプロジェクトが始動!
「ひとつ先の京都へ」を掲げる
冊子と動画が登場。

Local Action
vol.102|Page 2

posted:2017.3.1  from:京都府福知山市、舞鶴市、綾部市、宮津市、京丹後市、伊根町、与謝野町  genre:活性化と創生 / 暮らしと移住

PR 京都府北部地域連携都市圏形成推進協議会

〈 この連載・企画は… 〉  ひとつのまちの、ささやかな動きかもしれないけれど、創造性や楽しさに富んだ、
注目したい試みがあります。コロカルが見つけた、新しいローカルアクションのかたち。

credit

text:Mo-Green
photo:山崎智世

Page 2

自分らしい生活のリズムを築く、
移住スタイル

【集落移住】
宮津市 小山さんご一家、山田さんご一家

笹葺き屋根の日本家屋が並ぶ上世屋集落で暮らすふたつの家族。自給自足の暮らしを営む小山愛生さん、有美恵さん夫妻は、赴任をきっかけに上世屋を知り、集落の人々のたくましい生命力に惹かれ移住を決めた。子育てをしながら、世屋暮らしのあたり前から新しい生業づくりを目指す〈セヤノコ〉の活動を通して次世代へ上世屋の魅力を伝えている。和紙作家として活動する奥さまの歩さんと、醸造所で働く旦那さまの聡さんの山田さん夫妻。地域の居心地のよさと集落に暮らすおばあさんに憧れ移住を決めた。2家族とも、昔ながらの村のルールを尊重しつつ、自分たちなりに工夫しながら豊かな毎日を過ごしている。

【場づくり移住】
舞鶴市 大滝雄介さん

まちを楽しむための場所づくりを行う〈KOKIN〉を主宰する大滝さんは、東京からUターンで舞鶴市に戻ってきた。一度、地元の舞鶴を離れ、あらためて戻ってくると「レトロなまち並みが残り、おもしろいまちだと思った」と大滝さんは言う。KOKINは職場と家以外のサードプレイスをつくる活動をしているチーム。壁塗りなどの場づくりの工程でワークショップを開催し、まちの人を巻き込みながらカフェやゲストハウスをつくっている。

【10代移住】
伊根町 田中晃斗さん

中学卒業後、漁師になるためひとりで伊根町へ移住してきた15歳。家族のように温かく見守ってくれる仕事の先輩やまちの人々に支えられ、初めてのひとり暮らしも仕事も少しずつ慣れてきた。きれいな日本海を一望できる一軒家でのんびり暮らしながら、仕事と趣味を両立させた自分らしい暮らしのリズムを築いている。「不安も多かったけど、伊根の人はみんな優しくて、困ったときに僕を助けてくれます」。いっぱしの漁師に1日でも早くなれるように、日々奮闘中だ。

【スタートアップ移住】
綾部市 工忠照幸さん

綾部市でゲストハウス〈クチュール〉を運営する工忠さん夫妻。移住の始まりは自身の世界一周旅行から。「世界各地を旅して、壮大な自然が残り人同士のつながりが強い田舎町の魅力に惹かれました。地域特有の自然が残り、そのまちの人々と交流できる場所でゲストハウスを始めてみたかったんです」。〈クチュール〉は宿泊客にまちの見どころを紹介するツアーに近いサービスも提供している。2016年には旅行会社を立ち上げた。今後は地域に人を呼び込むため、活動の幅をより広げていく。

【跡継ぎ移住】
与謝野町 柴田裕史さん

Uターンで家業の織物屋〈柴田織物〉を継いだ柴田さん。柴田織物はすべて分業の丹後ちりめんの工程のうち、色糸で柄を織りあげる縫取ちりめんという織りを手がけている。柴田さんは体調を崩した先代を手伝うため、27歳のときに電機メーカーの仕事を辞めて与謝野町に戻ってきた。先代が他界した後、売上が半減するなど苦難も多かったが、どこにもない新しいデザインを考案し、なんとか乗り越えた。それを転機に新しい生産スタイルを確立。丹後ちりめんの魅力や技術を次の代まで伝えていくため、今も前進を続けている。

【即決移住】
京丹後市 小林朝子さん

人同士のつながりの強さに魅力を感じ、思い切って京丹後市への移住を決めた小林さん。現在は、移住者、移住検討者のサポートをする移住支援員として働いている。彼女の周りには「なにかおもしろいことをしたい!」と主体的に行動できる人たちが集まり、年齢、職種を問わない幅広い人々でコミュニティがつくられていた。「暮らしやすいまちとは、人同士がしっかりつながっているかどうか。それが大切です」と言う小林さんは、今あるコミュニティの輪を少しずつ広げている。

【結婚移住】
福知山市 イシワタマリさん

結婚をきっかけに福知山市で暮らすようになった美術家・イラストレーターのイシワタさんは、アート活動と子育てを両立している。近所の人たちのやさしさに触れ、人間くささを知り、つながり合う美学を福知山市で発見した。現在は、地域の暮らしに密着したクリエイティブ活動として、近所の情報を載せた『このあたりのしんぶん』の発行や公民館でのワークショップを開催している。環境の変化に戸惑いながらも、子育てとアート活動を通して、自分らしいスタイルを確立した。

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