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小豆島を写真の島に! 初の撮影ツアー開催

小豆島日記
vol.072

posted:2014.9.15   from:香川県小豆郡土庄町  genre:暮らしと移住

〈 この連載・企画は… 〉  海と山の美しい自然に恵まれた、瀬戸内海で2番目に大きな島、小豆島。
この島での暮らしを選び、家族とともに移住した三村ひかりが綴る、日々の出来事、地域やアートのこと。

writer's profile

Hikari Mimura

三村ひかり

みむら・ひかり●愛知県生まれ。2012年瀬戸内海の小豆島へ家族で移住。島の中でもコアな場所、地元の結束力が強く、昔ながらの伝統が残り続けている「肥土山(ひとやま)」という里山の集落で暮らす。移住後に夫と共同で「HOMEMAKERS」を立ちあげ、畑で野菜や果樹を育てながら、築120年の農村民家(自宅)を改装したカフェを週2日営業中。
http://homemakers.jp/

credit

撮影:竹中あゆみ、大川佳奈子

充実の1泊2日ツアー。

小豆島で暮らし始めてもうすぐ2年。
ここで暮らすようになり、ほんとにたくさんの写真を撮るようになりました。

もともと写真が好きで、旅の写真とか家族の写真をよく撮っていたけれど、
小豆島に来てからはとにかく日常の暮らしの中で出会うものをよく撮るように。
美しい風景はもちろん、昔から残るまち並み、おいしいごはん、
季節を感じる自然、子どもたちの表情、暮らす人たちの日々の営み……。
畑作業をする時も、スーパーに買物に行く時も、犬の散歩をする時も、
いつもカメラを持つようになりました。

そんな小豆島の日常の写真を発信していこうと島の友人たち、オリンパス、
写真雑誌「PHaT PHOTO」、写真家MOTOKOとともに始めた「 小豆島カメラ 」の活動。
メンバーそれぞれがいいなと感じた暮らしの中の瞬間をカメラで切り取り、
1日1枚のペースで小豆島カメラの公式Webサイトで発信しています。
この夏は、Webサイトでの発信だけでなく、
「見たい 会いたい 食べたい」と題して写真展も開催。
島内でも2か所で展示を行い、小豆島で暮らす人々にも
私たちの活動を知ってもらえたんじゃないかなと思います。

そして、この夏のもうひとつの大きな企画が小豆島撮影ツアー。
8月最後の週末に1泊2日で開催されました。
今回のツアーは、PHaT PHOTOが主催。
私たちはアテンドということで、一緒に島内をまわりました。

神戸港からジャンボフェリーで。船内でさっそくカメラ講習など。

ツアーの2日間はほんとにいい天気で、最高のカメラ日和。

馬木のまち並みを歩く。参加者のみなさんと一緒に島内をまわりました。

正金醤油さんの醤油蔵で話を聞きながら撮影。
オリーブのリーゼントでリーゼントのかつらをかぶって撮影。
碁石山から最高に美しい夕景を撮影。
稲刈りをする中山のおっちゃんを撮影。

正金醤油さんの醤油蔵。生産者さんのお話を聞きながら。

馬木地区にあるオリーブのリーゼント。リーゼントのかつらをかぶって記念撮影。

今回の撮影ツアーの講師、神島美明先生。碁石山からの景色を撮ります。

稲の収穫が始まった中山地区。作業中の風景を撮らせてもらいます。

20人以上もの方々がツアーに参加してくださり、小豆島らしい美しい風景から
島で暮らす人々の営みまで、オリンパスのカメラで撮影。
天気にも恵まれ、充実の2日間だったと思います。

馬木で暮らす岩ちゃんと。オリーブのリーゼントに行くとだいたい出会えます。

ツアーのアドバイザー、台所研究家の中村優さん(写真右)。無印良品・暮らしの良品研究所の「これからの田舎と都会」のコーナーで小豆島を取り上げています。

一緒に島をまわった小豆島カメラメンバー。

小豆島に来てくれること。
それはいまの私たちにとっていちばんうれしいこと。
来てくれることで、出会いが生まれる。
その出会いによって、たとえばこの先ずっと小豆島のお醤油を使い続けてくれたり。
もしかしたら、小豆島で暮らすことを選んでくれる人がいたりするかもしれない。

写真をきっかけに小豆島に来てくれる人がひとりでも増えれば。
小豆島を写真の島に!
そんな企みをもちつつ、今後も活動を続けていこうと思います。

information

map

HOMEMAKERS

住所 香川県小豆郡土庄町肥土山甲466-1
営業時間 金曜、土曜のみ 11:00~17:00(L.O. 16:00)
http://homemakers.jp/

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