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連載

島を歩く、海と山が織りなす絶景

小豆島日記
vol.037

posted:2013.12.23  from:香川県小豆郡土庄町  genre:暮らしと移住

〈 この連載・企画は… 〉  海と山の美しい自然に恵まれた、瀬戸内海で2番目に大きな島、小豆島。
この島での暮らしを選び、家族とともに移住した三村ひかりが綴る、日々の出来事、地域やアートのこと。

writer's profile

Hikari Mimura

三村ひかり

みむら・ひかり●愛知県生まれ。2012年瀬戸内海の小豆島へ家族で移住。島の中でもコアな場所、地元の結束力が異様に強く、昔ながらの伝統が残り続けている「肥土山(ひとやま)」という里山の集落で暮らす。移住後に夫と共同で「HomeMakers」を立ちあげ、畑で野菜や果樹を育てながら、カフェ、民宿をオープンすべく築120年の農村民家を改装中。
http://homemakers.jp/

美しい景色の中、遍路道を歩く。

12月も後半。
あっという間に2013年という年も終わろうとしています。

「カフェのオープンはいつですか?」
と聞かれるたびに、
「2013年春の予定です」
「2013年夏の予定です」
「2013年秋の予定です」
と季節が変わっていき、とうとう2013年が使えなくなってしまう(笑)。
笑ってる場合ではない!
そろそろオープン日を決めて、それに向かって準備を進めていかねば。

という感じでやること満載な日々ですが、時には小豆島を楽しまなければと、
12月の上旬「小豆島女子へんろ」に参加して島を歩いてきました。
半年ごとに開催されている「小豆島女子へんろ」は、今回で5回目。
女性約30人とスタッフの方あわせて約40人でお遍路道を歩きます。

小豆島八十八ヶ所をすべてまわろうとすると、全行程約150km。
「小豆島女子へんろ」ではその行程を分けて、1日で約15〜20km歩きます。
今回のルートは、島の北東にある当浜(あてはま)という集落からスタートして、
ゴールは碁石山(ごいしざん)。
12月の少しひんやりとした、そして澄み渡った空気の中を歩きました。

約15kmの道のりを40人で列になって歩く。

小豆島八十八ヶ所のお寺や庵で、お経を唱え、参拝。

紅葉する山々。空気が澄み渡っていて本当に美しかった。

ずっと昔からこの場所にお寺があり、お遍路さんが来ていたんだなと感じさせる大木。

小豆島は、本当に海と山が近い。
「家島が見えるよー」と言いながら海沿いの道路を歩いていたかと思いきや、
今度はザ・遍路道といった感じの山道。
紅葉する木々はとても美しく、足元には落ち葉がいっぱい。
ひとりでは絶対に歩かないだろう道を、皆で列になって歩きます。

「家島がみえるよー」と撮影。

少し歩くだけで、豪快な自然の中に入り込んでいける。

赤や黄色が本当にきれいだった。

これだけ歩くとお腹も自然と減ります。
途中のお寺では、地元の方が、しぼりたてのオリーブオイルや
オリーブの新漬、みかんをお接待してくれました。
お昼ごはんは、地元うどん&地元醤油(ヤマロク醤油さんの生醤油)。

お接待のみかんやオリーブ。地元で採れたものばかり。

お昼ごはんは、地元のうどんに大根おろしとネギ、ヤマロク醤油さんの生醤油をぶっかけで。

この日のゴールは碁石山。
「常光寺奥之院 碁石山」の洞窟のような本堂で護摩祈祷。
そして海と山が織りなす夕暮れの瀬戸内海の風景。
なんとも言えない満たされた気持ちになる。

「常光寺奥之院 碁石山」から眺める内海湾。ここはほんとに絶景。

崖の上に建つ波切不動明王のまわりを3回まわると願いが叶うらしい。

お遍路という昔からの習わしがいまもずっと続いている島。
少し歩くだけで、豪快な自然の中に入り込んでいける島。
そしてさらに、おいしい食べものが自分たちの手で作られている島。

本当に豊かな島だなと改めて感じた1日でした。

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