colocal コロカル マガジンハウス Local Network Magazine

連載の一覧 記事の検索・都道府県ごとの一覧
記事のカテゴリー

連載

MIO TABLE
日本の美しいグラスと
スパークリング清酒でおもてなし
東京・下町のグラスと渋谷生まれの
チーズでおとな女子会

宝酒造 × colocal
和酒を楽しもうプロジェクト
vol.001(Season2)

posted:2016.9.15   from:東京都台東区・渋谷区  genre:食・グルメ

sponsored by 宝酒造

〈 この連載・企画は… 〉  「和酒を楽しもうプロジェクト」もシーズン2へ。
和酒のイメージを一新し、誰かと幸せをシェアしたくなるような“おいしい食卓”を
コロカルらしいアレンジを加えた「MIO Table」としてご紹介します。

和酒の楽しさを誰かとシェアしたくなる食卓。
それがコロカルの思う「MIO Table」です。
パーティというほど大げさではないけれど
お気に入りのグラスや食器を選び、日本各地の素材にこだわり、
シンプルでも気持ちが華やぐようなおつまみを用意。
相方は誰もが飲みやすい泡の和酒
スパークリング清酒〈澪〉をよく冷やしておきましょう。
グラスもメイドインジャパンのフルート型で。
それが「MIO Table」のこだわりのひとつです。

今回のテーマは「おとな女子会」。
まだまだ残暑が厳しいきょうこの頃ですが
フレッシュチーズやトマトをたっぷり使ったおつまみと、
女同士の気兼ねのないおしゃべりで
溜まった夏の疲れを解消しようという趣旨の食卓です。

そのテーマに合わせて選んだ日本のグラスは
美しいフォルムと艶やかな白のステムが印象的ですが
この「白」が実はポイントなのです。

すばらしい職人技に新たな価値をプラス

このグラスをプロデュースしたのは
東京・台東区にある硝子食器問屋、木本硝子社長の木本誠一さん。
開口一番こう聞かれました。
「日本一のガラス産地ってどこだと思います?」
正解はなんと東京なのだとか。
東京のガラスは江戸末期からの伝統を持ち
特に江戸切子の卓越した職人技は下町の町工場で脈々と受け継がれてきました。
その技術を絶やしてはいけない。
現場の若い人たちのモチベーションを高めるためにも
まったく新しい発想で世界に打って出なければ。
その一念で木本さんは10年前から大きく方向転換。
伝統の技にデザイナーの斬新な発想をプラスした
いまのライフスタイルに合う江戸切子をプロデュースすることに。
世界初の、漆黒の江戸切子〈KUROCO〉は、
ニューヨークのセレクトショップなどで高く評価。
日本より先に海外で話題になったそうです。
黒と白を美しく発色させるのは技術的には非常に難しく、
「白」の江戸切子はいまだテスト段階だとか。
そう聞くと、この白のステムはとても貴重なのがわかります。

今回選んだシャンパングラスは、モノトーンのグラスでウィークエンドを
とびきりお洒落に過ごしてほしいというコンセプトでつくったもの。
初めて外部のクリエイターとコラボした
木本さんにとっても思い出深いシリーズだそうです。
このフルート型もひとつひとつ「型吹き」という技法でつくり
特にステム部分との接着部分は職人技の見せどころ。
「クオリティの高さなら日本製。それが海外での常識なので、
実際に使っていただき、それを多くの人に感じてほしいです」
“Made in Tokyo”を謳うこのグラスには
木本さんの使命感や職人さんへのリスペクトなど
さまざまな思いが込められているのですね。

「白」のグラスは主張し過ぎないのに確かな存在感。どんなスタイリングにも自然と溶け込みます。食卓のアクセントカラーにした〈澪〉ブルーともしっくり。ノスタルジックな白×青の組み合わせで、去り行く夏をどこか惜しむ季節の「おとな女子会」を表現しています。

人数分の取り皿や、キャンドル、お花、紙ナプキンも用意して、あとは来客のタイミングでブルスケッタを熱々に焼き上げるだけ。「MIO Table」の準備が整いました。

●きょうのMIOグラス

木本硝子 KIKI 8Days style+ フルート白 3500円

住所:東京都台東区小島2-18-17

電話:03-3851-9668

http://kimotoglass.tokyo/

次のページ
「MIO Table」を彩る料理たちをご紹介!

Page 2

渋谷生まれのフレッシュチーズが料理の主役

実はグラスに合わせたローカル食材を
おつまみや料理にアレンジするのも「MIO Table」のお約束。
ちょっとした遊び心があるほうがもてなす側も楽しめるし、食卓での話題にもなりますよね。
「Made in Tokyo」のグラスに合わせて東京らしい食材をといろいろ考えてみましたが
今回から料理を担当してくれるフードコーディネーター・吉田美生(みお)さんのおすすめで
〈SHIBUYA CHEESE STAND〉のフレッシュチーズに決めました。

こちらは店内の工房で毎日つくる、
東京都内産の生乳を使ったできたてのモッツァレラなどが大人気。
イタリアでも本当においしい水牛のモッツァレラは
本場ナポリまで行かないと食べられないというほどフレッシュチーズは鮮度が命です。
「街に出来たてのチーズを」というコンセプトには
チーズをもっと身近なものにという思いが感じられ、
とても共感できるし、夢がありますよね。
とはいえ、まだまだ入手しにくいできたてのチーズ
せっかくならたっぷり食べたいねということで
「おとなの女子会」メニューはこんな感じになりました。

東京ブッラータとイチジクのサラダ

ブッラータは南イタリア・プーリア州発祥。
モッツァレラの中にクリームを巾着状に包み込んだもので
日本で初めて商品化に成功したというレアなチーズです。
ざっくりと縦切りにしてそのまま食べてもおいしいけれど
イチジクの甘さ、ルッコラの苦み、バルサミコの酸味を併せると
ブッラータのミルキーなコクがより引き立ちます。
イチジク以外にも洋梨や柿など、甘味の強いフルーツでどうぞ。

ミニトマトとモッツァレラのブルスケッタ

バゲットを縦切りにするのがポイント。
通常のブルスケッタよりもぐんとおもてなし感が出ます。
さらにカラフルなプチトマトを使えば完璧。
せっかくのフレッシュでおいしいモッツァレラなので、
あまり焼かないでチーズがとろけるぐらいで大丈夫。
バゲットの長さはトースターやオーブンに合わせて切って使うなど調整してくださいね。

柿と柚子のゼリー寄せ

板ゼラチンの優しい口どけがいい感じ。
柿と柚子の風味で秋の訪れを感じられる、
手軽につくれる和テイストのひんやりデザートです。
スパークリング清酒〈澪〉とも相性抜群なのでぜひお試しを。
夏バテ気味の身体が癒されますよ。

●きょうのローカル食材

SHIBUYA CHEESE STAND

住所:東京都渋谷区神山町5-8

電話:03-6407-9806

FAX:03-6407-9807

営業時間:11:00~23:00(L.I.22:00)日曜11:00~20:00 月曜休

http://cheese-stand.com/

※東京ブッラータ150g 1080円、出来たてモッツァレラ100g 570円

●きょうの料理レシピ

ブッラータとイチジクのサラダ

バルサミコを弱火で煮詰めて冷ます。

皿に皮をむいたイチジクと縦切りにしたブッラータ、ルッコラをのせる。

塩、EXバージンオリーブオイル、煮詰めたバルサミコを回しかける。

ミニトマトとモッツァレラのブルスケッタ

バゲットを縦にカットする。

EXバージンオイルを塗る。

カットトマト(缶詰)をのせる。

モッツァレラとスライスしたミニトマトをのせる。

塩をしっかりふり、トースターでモッツァレラがとけるまで焼く。

ちぎったバジルをのせる

柿と柚子のゼリー寄せ

柿の皮をむいて種をとり8等分する。

板ゼラチンをふやかしておく。

鍋に切った柿と柚子の絞り汁、柚子の輪切り、砂糖を入れ一煮立ちさせる。

ゼラチンを入れてよくまぜる。

粗熱がとれたら冷蔵庫に入れて冷やし固める。

きょうのMIO メモ

スパークリング清酒〈澪〉は、酒どころとして知られる神戸市・灘生まれ。
全国新酒鑑評会で金賞を13年連続受賞中という「松竹梅白壁蔵」で、
長年の研究の成果として誕生しました。
こだわったのは日本の米と米麹由来のほのかな甘みと酸味をいかすこと。
糖類・酸味料は使用していません。
マスカットを思わせる優しい甘さと酸味は、お米から生まれた自然な味わい。
どんな食事にも合わせやすく、アルコール度数も5%と低めなので、
おしゃべりメインのおウチ女子会にぴったりです。

○問合せ先/宝酒造株式会社 お客様相談室 075-241-5111(平日9:00~17:00)

http://shirakabegura-mio.jp/

Feature  特集記事&おすすめ記事