colocal コロカル マガジンハウス Local Network Magazine

連載の一覧 記事の検索・都道府県ごとの一覧
記事のカテゴリー

連載

きょうのイエノミ
旅するイエノミ
焼酎ハイボールと、
鎌倉の梅花はんぺん・小判揚

宝酒造 × colocal
和酒を楽しもうプロジェクト
vol.002

posted:2013.7.8  from:神奈川県横須賀市  genre:食・グルメ / 買い物・お取り寄せ

sponsored by 宝酒造

〈 この連載・企画は… 〉  伝統を継承するということは、昔のものをそのまま受け継ぐだけではありません。
わたしたちの生活に合うよう工夫しながら、次世代に伝えることが、伝統を守ることにつながります。
酒造りの伝統を守りつつ次世代につなげる宝酒造と、
ローカルな素材を活かしてとっておきのつまみを提案するcolocalのタッグで
「きょうのイエノミ 旅するイエノミ」はじまりはじまり。

仕事を終えたご褒美はおいしいお酒とおつまみ。
リラックスしたいなら、きょうはイエノミにしませんか。
神奈川県・横須賀市在住の料理研究家・飛田和緒さんに教わった、手軽で簡単、
しかもちょっとした旅気分が味わえる日本各地のおいしいものと
三浦半島の旬の食材を使った、和酒に合うおつまみを季節感たっぷりにご紹介していきます。

あ~毎年のこととはいえ、この時期の暑さと湿気はヒドイ。
食欲も失せる、もうげんなりとかいって、早くも体調崩していませんか?
そんなときこそ、簡単でおいしいおつまみの出番です。
きょうは、料理研究家の飛田和緒さんが
「もう料理、作りたくないよ~」と思ったときに頼るローカルな逸品が登場。
また疲れていても食欲が倍増する旬のおつまみや
大量に仕込んでおかないと、すぐなくなっちゃうと噂の常備菜もご紹介。
そして、きょうのお題「焼酎ハイボール」はドライタイプの本格派。
しゅわっと爽快な和酒とのなごめるイエノミで、明日の英気を養いましょう。

キッチンから海しか見えない家に引っ越してきて
飛田さんはなぜか雨が好きになったとか。
海に垂れこめた雲としとしと雨、黒い雲が湧いて駆け抜けていくような通り雨。
雨にもいろんな表情があるんだなと、いつも飽きずに眺めているそうです。
買い出しがちょっと億劫だなと思ったら、ま、いいか、今日はイエにいる日にしよう。
そう切り替えられるのも、やはり冷蔵庫に心強い味方がいるからでしょう。
いざとなったら、ご飯を炊いて大き目のお皿に盛り
目玉焼きやら常備菜あれこれを盛り込んで、海苔をパパッと散らして出来上がり。
ワンプレート晩ごはんもたまにはいいよね、なんて力技も得意な飛田さんですが
きょう冷蔵庫で待機しているローカルな逸品は、通称「お助けマン」。
とりあえず、これさえあればなんとか間が持つ、という優れものなのです。

●ローカルな逸品「鎌倉市・井上蒲鉾店の梅花はんぺんと小判揚」
戦前の別荘族からも愛された繊細な味わいの鎌倉名物。

鎌倉は、飛田さんの家から車で30分ほど。
「なんだかんだで、ちょくちょく行っているけど」
そのついでに必ず買ってしまうというのが、この2品。
創業昭和6年の老舗蒲鉾店が誇る人気看板商品です。
可憐な姿の梅花はんぺんは、そのままワサビ醤油で。
小判揚はグリルパンで焼き目を付け、針生姜をたっぷり添えて。
思いっきり簡単だけれど、これでじゅうぶんおいしいし
家族みんなの大好物なので、疲れているときには本当にありがたい。
「忙しいときはいつもお世話になります」と飛田さんも「お助けマン」に最敬礼です。

ところで、この小さな鎌倉名物、なぜ梅や小判の形なのでしょうか。
井上蒲鉾店の牧田さんにうかがってみると
梅は歌人としても知られる源実朝が好んで詠んだ花であることから。
小判は銭洗弁財天の縁起にちなんだ形だそうです。
どちらもデザインは初代が考え、80年以上ほぼ変わっていないとか。
また作り方も昔ながらの製法を守り続けています。
たとえば梅花はんぺんは、原料のグチ(イシモチ)も簡便な冷凍すり身を使わず
頭とハラワタを除いた生の状態から上質の部分だけを手作業ですり身にして
つなぎは一切使わずに蒸し上げます。
もちろん保存料や化学調味料も使用していません。
「専門用語でアシがあるといいますが、やはり昔ながらの作り方だと弾力が違いますね」
いわば魚の大吟醸ですよと、牧田さんは言っていましたが
たしかに考えてみると、ものすごく手間がかかっている魚の加工品です。
さすが、魚好きの日本人が考え出したお惣菜。
お正月のお重に蒲鉾が欠かせない理由も、そう思えばよくわかります。
そのまま食べておいしいって、実はものすごく贅沢なことかもしれないですね。

『井上蒲鉾店』(神奈川県/鎌倉市)の梅花はんぺんと小判揚

●お取り寄せデータ

住所:鎌倉市由比ガ浜1-12-7

電話:0467-22-1133

営業時間:8:30~19:00 水休

Webサイト:http://www.inouekamaboko.co.jp/

※梅花はんぺん135円、小判揚100円

●便利な常備菜「干しトマトのオイル漬け」
三浦半島の太陽をあびて育ったプチトマトをさらにおいしく。

7月に入るとビーチには海の家も完成し、海沿いの街は完全に夏モード。
飛田さんも、行きつけの直売所で買った大量のプチトマトを天日で干します。
「これ本当に驚くほど多めに作っておかないと、常備菜にならないの」
というのはこの干しトマトも、家族みんなが大好きだから。
目を離したすきに、おやつがわりにパクパク食べてしまうのです。
でも、その気持ちはよくわかる。
食べてみてびっくり、本当に甘くておいしいのだから。
トマトでも野菜でも、たくさん買いすぎたらまずは天日干し。
かさが減り、うまみも増しているからあっという間に食べ切れる。
それが飛田さんの生活の知恵でもあるようです。
いい天気だったきょうも、みんながつまみ食いする前に
干してあったプチトマトをテラスから取りこんでオイル漬けに。
バゲットを温め、オイルと一緒にトマトを載せ、お好みで塩をほんの少々。
これで眼にも鮮やかなおつまみの出来上がり。
天気がうっとうしいときでも、きっと心が晴れ晴れしますよ。

干しトマトのオイル漬け(常備菜)

●つくりかた

プチトマトはへたを取り半割りにして種をとる。

1を天気の良い日に天日干しにする。

2を瓶に入れオリーブオイルをひたひたくらいに注ぐ。

※干す時間は半日から1日ほど。
自家製干しトマトはオイル漬けにすると長持ちし料理に色々使えて便利。

●飛田さんのお気に入り直売所

安田養鶏農場(神奈川県/横須賀市) 詳細

●簡単おつまみ「やたら」
母も祖母もつくっていた夏の北信濃での想い出の味。

やたらと夏野菜を使うから「やたら」。
これ、飛田さんのご両親が住む、北信濃の郷土料理だそうです。
とにかく野菜をできるだけ細かくひたすら切る。
味の決め手は、そのままだとちょっとしょっぱいかな~という感じのお漬物。
この塩気が野菜に移って、なんともいい塩梅になるのです。
飛田さんが「そろそろやたらを作ろうかな」とお母さんに電話をすると
ちゃんと大根の味噌漬けが届くんだとか。
これは漬かり過ぎた糠漬けでもいいし、味が濃い漬物なら代用可。
夏野菜も家にあるものならなんでも大丈夫。
ただ、オクラやエノキなどねばりがある野菜はぜひ。
ねばねばがいい感じの隠し味になって、おいしさがグンとアップするのです。
いい感じにできあがった「やたら」は、おつまみとしてはもちろん
ご飯にかけるとまさに止まらなくなるおいしさ。
きっと余りがちな野菜を活用し、夏バテ防止の秘策として考えられたんでしょうね。
北信濃の農家の知恵を、今年は拝借してみては。

やたら(簡単つまみ)

●つくりかた

オクラとエノキはさっとゆでて5mm角に切る。

ナスとキュウリは5mm角に切り塩少々をふる。

ミョウガと青唐辛子をみじん切りにし、大根の味噌漬けは5mm角に切る。

2の水気をしっかり絞り、1と3を加えてさっくり混ぜる。

※古漬けやたくあん、奈良漬を使ってもいい。
漬物の塩気に合わせて、塩の量は加減する。
そうめんの薬味にしたり豆腐に載せてもおいしい。

●きょうの和酒 タカラ「焼酎ハイボール」

いまでは一般的に親しまれている「チューハイ」だけど
その語源は「焼酎ハイボール」を略した「酎ハイ」から。
戦後まもなく、昭和20年代の東京・下町で自然発生的に生まれました。
当時まだ飲みにくかった焼酎を、なんとかおいしく飲んでほしいと
大衆居酒屋のご主人たちがそれぞれ工夫したのがその始まりだとか。
以来、時代は移り変わっても、「焼酎ハイボール」はいつも庶民の味方。
身近で親しみやすいお酒として人気があります。
そんな下町の味、「焼酎ハイボール」を商品化したのがこちら。
強炭酸でキレ味爽快な味わいながら
糖質80%オフで、プリン体や甘味料もゼロ。
どんなジャンルの食事にもぴったりでキリッとドライな飲み口がいつも楽しめます。
蒸し暑い日本の夏を爽やかに過ごすためにも、ぜひお試しくださいね。

タカラ「焼酎ハイボール」350ml

○問合せ先/宝酒造株式会社

お客様相談室

TEL 075-241-5111(平日9:00~17:00)

http://shochu-hiball.jp/

profile

KAZUWO HIDA
飛田和緒さん

1964年東京生まれ。8年前からレーシングドライバーの夫、娘の花之子ちゃん、愛猫のクロと南葉山で暮らす。東京時代の便利な生活から一変し、早起きが習慣に。ご主人が仕事で留守がちなため、仕事はもちろん、買い出しやお弁当作りにと忙しい日々を過ごしている。毎日の食卓で楽しめる普段着の料理が得意。高校3年間を長野で暮らした経験もあり。

コロカル商店

Feature  これまでの注目&特集記事

    Tags  この記事のタグ