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連載

日本有数の水揚げ量を誇る境港で、
新鮮な魚介と海辺の風景を楽しむ

NIPPON 47 Beer Spots&Scene!
全国、心地いいビールスポット
vol.013

posted:2016.5.31  from:鳥取県境港市  genre:食・グルメ

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〈 この連載・企画は… 〉  その土地ならではの風土や気質、食文化など、地域の魅力を生かし
地元の人たちと一緒につくった特別なビール〈47都道府県の一番搾り〉。
コロカルでは、そのビールをおいしく飲める47都道府県のスポットをリサーチしました。
ビールを片手に、しあわせな時間! さあ、ビールのある旅はいかがですか?

writer profile

Kaori Ezawa

江澤香織

えざわ・かおり●神奈川県生まれ、フリーライター。食、旅、クラフトなどを通じて、日本文化とものづくりを応援。著書『山陰旅行 クラフト+食めぐり』『酔い子の旅のしおり』(マイナビ)、『青森・函館めぐり』(ダイヤモンド・ビッグ社)など。

photographer profile

Kazue Kawase

川瀬一絵

かわせ・かずえ●島根県出雲市生まれ。2007年より池田晶紀が主宰する写真事務所〈ゆかい〉に所属。作品制作を軸に、書籍、雑誌、Webなど各種メディアで撮影を行っている。
http://yukaistudio.com/

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47都道府県、各地のビールスポットを訪ねます。
鳥取でコロカルが向かったのは、境港の漁港と市場と海辺のまち。

海辺で楽しむ海の幸三昧

鳥取県には、全国に誇れるすばらしい漁港、〈境漁港〉があります。
境港市のある弓浜半島は、三方が海に開けており、
お隣の島根県から半島がぐいっと突き出して防波堤の役割をしているという、
自然条件に恵まれた漁港として、古くから発展していました。
地元の漁船だけでなく、全国から漁船が寄港し、水揚げする基点となっています。

境漁港で水揚げされるのは、主にアジ、イワシ、サバ、紅ズワイガニ、スルメイカなど。
かつては9年連続で50万トン以上の水揚げ量があったこともあり、
1992年からは5年連続日本一の水揚げ量を記録しました。
現在はカニの水揚げ量日本一を誇り、紅ズワイガニの加工では、
全国の8割のシェアを持っています。
水揚げされた大量の魚介をすぐに捌くために、
日本屈指の水産加工技術を誇ることも、境漁港の特徴のひとつです。

境港でとれた新鮮な水産物を購入することができます。

ここを訪ねるならやはり朝。
まずは、漁港の近くにある、〈境港水産物直売センター〉へ。
魚市場に隣接し、その日に水揚げされた新鮮な魚介がいっぱいです。
観光客だけでなく、地元の人も気軽に買いに来る、生活市場です。
季節によって並ぶものは変わりますが、冬のシーズンは松葉ガニ、
春は最近地元で力を入れている境港サーモン、夏になるとマグロや岩牡蠣、
そして白イカは夏から晩秋にかけて、紅ズワイガニは9月から6月頃まで楽しめます。

朝から賑わっています。白ハタ(ハタハタの一種)、モサエビ、ノドグロ、白イカ、そして鳥取ではババチャンと呼ばれるゲンゲなど、この地域ならではの海産物が並びます。

お店の人が手に持っているのはエテガレイの干物。「境港は景色もよくて、食べ物もおいしい。いいところだよ」

特にカニは水揚げ量も多く、年中並んでいて、カニ専門の店も多くあります。
試食させてくれるところもあるので、ちょっとひと口つまみ食い。
ふわっとやわらかい食感で、甘みが口の中にぐんぐん広がり、もうたまりません!
さっそくビールが飲みたくなってくることでしょう。
ここで買ったものは、そのまま食べられるので、店のテーブルですぐ食べる人や、
バーベキューに持って行く人も多いそうです。
いま食べたい人のために、牡蠣やお刺身も売っています。
新鮮な魚介が身近に手に入る、港町ならではの贅沢です。

やはり一番人気はなんといってもカニ!!

爪のところを味見させていただきました。フレッシュで豊潤な甘みです。

牡蠣もその場で食べられます。山陰地方では夏が旬。ぷっくりとした大ぶりの牡蠣は食べ応えあり。

こんなお刺身セットも売っているので便利です。

特にお昼時はたくさんの人で賑わっていますが、
午後遅くなってくるとだんだん空いてきます。この時間も実は狙い目。
売れ残っているお魚を、すごく安い値段でオマケしてくれたりします。
何が残っているかはわかりませんが、お得に買い物したい人は、
ちょっと覗いてみると、いいことあるかもしれません。

隠岐の島へ向かう高速旅客船レインボー。ちょうどお昼頃の出発です。

さて、境港水産物直売センターで手に入れたお刺身セットを持って、
港へやってきました。ここは漁船も多く停泊していますが、
島根県の隠岐の島を行き来する旅客フェリーもあります。
〈高速旅客船レインボー〉と〈旅客フェリーおきじ〉の2種類の汽船が、
境港から出港しています。
あの船に乗って、そのまま島へ旅立ってしまいたい、という衝動に駆られながら、
旅情溢れる港の風景を眺めつつ、ビールを一杯。

市場で仕入れた新鮮なお刺身は、ヒラマサ、境港サーモン、サヨリ、鯛、スズキ。
旬のものを捌くので、季節によって中身は変わります。
すぐ並びで働いていたお店の人も、ここのお刺身はおいしいから、
しょっちゅう食べているよ、と話していました。
ピカピカのきれいな身で、プリプリの食感。とろけるような旨み。
もう、いくらでも食べられます。
そして、この景色、シチュエーションも最高のごちそうです。

清々しい港の風景、そして新鮮なお刺身と一緒に飲むビールは至福のひとときです。

散策が楽しい、水木しげるロード

のどかな商店街ですが、休日は観光客で大混雑します。(c) 水木プロ

境港水産物直売センターから、少しぷらぷらと歩くと、
〈水木しげるロード〉にぶつかります。
鳥取県は有名漫画家が多く誕生しており、「まんが王国」とも呼ばれていますが、
境港市は、漫画家・水木しげるさんのふるさとです。

水木しげるロードの途中には、こんな愉快な公園もあります。(c) 水木プロ

JR境港駅から本町アーケードへと続く800メートルほどのこの道沿いには、
水木さんの漫画に登場する妖怪のブロンズ像がなんと153体も!
ひとつひとつ像を見ていくと、すごくおもしろいです。
こわーい顔の妖怪もいますが、
ちょっとトボケたひょうきんな風貌の妖怪もいっぱいいて、
ああ、こんな人、いるいる! と笑いを誘います。

ひょうきんな妖怪のブロンズ像が道沿いに点々と。一体一体に味わいがあります。(c) 水木プロ

JR境港駅前には、2010年3月にNHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』の放送を祝って、
水木しげる夫妻の新ブロンズ像も建てられました。
本町アーケードには〈水木しげる記念館〉があり、
漫画家でありながら、妖怪研究家、冒険旅行家でもあった水木さんの
絵画やイラスト、昔のコミック本、海外で収集した妖怪コレクションなど、
約700点が所蔵されていて、見応えがあります。

一反木綿焼き。なかなか凝った形をしています。水木しげるロードのアイドル的存在。(c) 水木プロ

水木しげるロードには、妖怪をかたどった、
お菓子やパンなどの食品も多く売られています。
特に人気なのは〈一反木綿焼き〉!
境漁港ではイカも多くとれますが、その地元の新鮮なイカを使って、
妖怪の形に丁寧に切り取り、リアルに再現しています。

実はこれ、結構手間のかかる作業だそうです。
炭火で網焼きした焼きたてのイカは、ふっくらと肉厚で、とてもおいしくて
いますぐにでもビールを欲するのだけれど、
見た目がかわいいので、食べるのがちょっと惜しくなってしまいます。
ぜひ記念にパチリと、写真を撮っておきましょう。

今回飲んだのは、
地元の人と一緒につくった
〈キリン一番搾り 鳥取づくり〉

港から旅立っていく大小の船を眺めつつ、気持ちのいい潮風を浴びながらひと休み。鳥取産麦芽を一部使用し、麦の濃さを引き出してつくられた〈キリン一番搾り 鳥取づくり〉をぐびりと一杯。

キリン一番搾り 鳥取づくりってどんなビール? →

※一番搾り 鳥取づくりは、鳥取の誇りを込めてつくった、鳥取だけの味わいです。

問合せ/キリンビール お客様相談室 TEL 0120-111-560(9:00~17:00土日祝除く)
ストップ!未成年者飲酒・飲酒運転。

information

map

境港水産物直売センター

住所:鳥取県境港市昭和町9-5

TEL:0859-30-3857

営業時間:8:00~16:00

定休日:火曜日(一部店舗は火曜も営業)

http://www.sanmaki-direct.jp