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連載

「世界文化遺産の店」
結果発表第1弾

みうらじゅんのニッポン民俗学研究所
vol.005

posted:2012.6.11  from:全国  genre:エンタメ・お楽しみ

〈 この連載・企画は… 〉  独自の視点で日本各地のユニークな文化を研究してきたみうらじゅんが、
読者にフィールドワークを課しながら集成していく新たなプロジェクト。

profile

Jun Miura

みうらじゅん

みうら・じゅん●1958年、京都府生まれ。イラストレーターなど。代表作に『アイデン&ティティ』など。“マイブーム”の生みの親であり、「とんまつり」や安斎肇とのユニット「勝手に観光協会」など、日本各地の知られざる魅力を独自の視点で広める活動も多い。『マイ仏教』(新潮新書)、リリー・フランキーとの対談本『どうやらオレたち、いずれ死ぬっつーじゃないですか』(扶桑社)、いとうせいこうとの共著『見仏記 ぶらり旅篇』(角川書店)など著書多数。

あなたのまちにも世界遺産が眠っている!

みなさんから寄せられた「世界遺産の店」。
日本各地には、まだまだこんな隠れた遺産があるんですね……。
引き続き、投稿をお待ちしています。
では、みうら所長による講評です!

hommyさんの投稿:2008年8月に信州の渋温泉で発見しました。
素晴らしい文化遺産だと思います!
撮影場所:長野県下高井郡山ノ内町

みうら:店に「寄れ寄れ」と、酒に酔って「よれよれ」とのWミーニングとみました。
たばこ屋はつぶれたんですね。禁煙ブームですから仕方ないです。

Deco☆さんの投稿:千葉の鴨川で見かけた一枚。
撮影場所:千葉県鴨川市

みうら:あくまで幻は幻であって、復活するなんてまさかのことでしょう。
しかもビッグではなくビックリ。何の説明にもなってないところがスゴイです。
僕はきっと食べません。

姐さん さんの投稿:小田急線喜多見駅の近くで発見しました。
世界遺産の日本代表として日本の粋を是非登録願います。
撮影場所:東京都世田谷区、喜多見駅付近

みうら:粋を守るって、どういうことでしょう?
二十年間、客から「粋だねぇー、やっぱふみの部屋は」って
言われ続けたってことでしょうか。
で、何をしてるとこなんですかね? ふみの部屋って。

姐さん さんの投稿:職場の社内研修の際、昼休みに見つけました。
やっぱりものすごいブスなホステス揃いなのか?
ホステスがウソをつくのか? スナック自体ウソなのか?
逆にものすごい美人がいたりして……と気になってしまい、
午後からの研修内容はまったく覚えていません。
撮影場所:神奈川県厚木市

みうら:電飾のかけ方、どうなんですか?
うそつきはドロボーの始まりといいますけどね。

イノーさんの投稿:餃子店のキャラクターらしいけど、
まったくもってそぐわないと思います。
撮影場所:宮城県仙台市

みうら:もはやマズイでしょ、このキャラ。
帽子が餃子の皮でできてるのかもね。

イノーさんの投稿:アメリカの首都の名を冠した何ともいかがわしい感じの店です。
あまりのいかがわしさに入ったことはありません。
が、年に1度ワシントン祭りなる催しをやります。
かなりユルイ祭りです。
お隣の「かなりナウいショップ」もワシントンと読みます。
撮影場所:茨城県水戸市

みうら:かつては条約を交わしたとこだろ、ここ。
いまはしめ縄を張って魔物が入り込めなくしているようだ。
当然、写ってる3人はワシントンの人でしょ。

キッサンさんの投稿:五月晴れの日曜日、散歩の途中で覗き込んだ路地で見つけました。
レンガをふんだんに使用した英国風のような感じのお店です。
このお店が面している通り、ロードという感じはあまりしませんでした。
世界遺産などとは大それたことかもしれないと悩みましたが、
ロックの殿堂あたりには入れて頂けるのではないかと思い報告させて頂きます。
撮影場所:東京都三鷹市

みうら:かつてはビートルズが4人、並んでこの道を歩いたもんだ。
たぶんこの店の2階がアビーロード・スタジオなんじゃないかと思う。

yotecoさんの投稿:わたしの住んでるまちにフェニックスがいました。
意外とこんな感じの生き物なのだと驚きました。
知人に見せまくったところ、「こいつはサギだ」
「エクトプラズム的に魂を表現した力作」など物議をかもしています。
撮影場所:福岡県北九州市門司区

みうら:フェニックスって、こんなんだっけか?
とうとうUMA(未確認動物)が発見されたって発表しているのだろう。

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みうら
先日、スカイツリーに登ったら、人間どころかまち全体が小さかった。
そんな小さな中でさらに小さな人間が
ちっぽけな淋しさについてあーだこーだ言って悩んでる。
どうなんだ? 生きるっていうことはそんなに淋しいものなのか?
オレはそんなことより、タワーにはあって然るべきなメダリオンの機械を捜してた。
メダリオンとは、搭乗記念のメダルにその日の日付や己の名を刻むマシーンのこと。
刻んでるとき、恥ずかしいくらい“バン バン バン!”と、音がする。
それがどこを捜してもない。
これじゃ登ったことにならんじゃないか!と、少し憤慨し、
オレは数秒で634メートルを降下するエレベーターに乗り込んだ。
下のショップもシャレこいだグッズばかりで脱力グッズは排除されてた。
それでもひとつだけ、“これはいらんでしょ”という
スカイツリーの絵皿を手にレジに向かった。

どんどん世の中がシャレこぎ出してる。完璧に昭和センスは絶滅。
本コーナーは、そんな世でもこっそり隠れ細々なりにもサバイブしようとしているモノ、
または店をみなさんに捜し出してもらおうというもの。
是非、参加してくださいませ。

募集は終了しました。たくさんのご応募ありがとうございました。

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