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連載

たんぽぽ・川村エミコさんが
真鶴の魅力をとことん満喫!
ほっこり真鶴まちめぐり

真鶴半島イトナミ美術館
作品No.23|Page 2

posted:2017.3.10  from:神奈川県足柄下郡真鶴町  genre:アート・デザイン・建築 / 旅行

sponsored by 真鶴町

〈 この連載・企画は… 〉  神奈川県の西、相模湾に浮かぶ真鶴半島。
ここにあるのが〈真鶴半島イトナミ美術館〉。といっても、かたちある美術館ではありません。
真鶴の人たちが大切にしているものや、地元の人と移住者がともに紡いでいく「ストーリー」、
真鶴でこだわりのものづくりをする「町民アーティスト」、それらをすべて「作品」と捉え、
真鶴半島をまるごと美術館に見立て発信していきます。真鶴半島イトナミ美術館へ、ようこそ。

writer profile

Miki Hayashi

林みき

はやし・みき●フリーランスのライター/エディター。東京都生まれ、幼年期をアメリカで過ごす。女性向けファッション・カルチャー誌の編集を創刊から7年間手がけた後、フリーランスに。生粋の食いしん坊のせいか、飲料メーカーや食に関連した仕事を受けることが多い。『コロカル商店』では主に甘いものを担当。

photographer profile

Tada

ただ

写真家。池田晶紀が主宰する写真事務所〈ゆかい〉に所属。神奈川県横須賀市出身。典型的な郊外居住者として、基地のまちの潮風を浴びてすこやかに育つ。最近は自宅にサウナをつくるべく、DIYに奮闘中。いて座のA型。
http://yukaistudio.com/

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真鶴の素材たっぷりのランチをいただきます!

宿浜通りの坂道をくだり、真鶴港を眺めながら徒歩で向かったのは、
真鶴漁港の入江に昨夏オープンしたばかりのレストラン〈honohono〉。
お店に入り「すごいおしゃれ!」と声をあげる川村さん。

2016年夏にオープンしたばかりの〈honohono〉。

「『hono』とはハワイの言葉で『入江』という意味で、
『honohono』とふたつつなぐと『散歩』という意味になるんです」
と店名の由来を教えてくれたのは、真鶴在住9年目というオーナーの入江真太郎さん。

「真鶴をのんびりお散歩するついでに寄っていただけるお店になればな、と。
あと私の名前が入江なので、そこにもかけています」

オーナーの入江さん。海や釣りを通して真鶴が好きになり、ホテルをリノベーションしたレストランで働くことをきっかけに真鶴へと移住したのだそう。

入江: お店のすぐ向かいが漁港なので、新鮮な魚を歩いて仕入れに行けるんです。
野菜はキッチンスタッフの高橋さんの旦那さんが大きな畑を経営しているので、
出勤のときに採れたての野菜を持ってきてもらうんです。

川村: 本当に地産地消ですね、すばらしい。

真鶴産の野菜と魚をたっぷりと使った魚ランチと、
お店の名物というブイヤベースをいただくことに。

この日の前菜盛り合わせはリーフサラダ、たっぷりのツナとクルミをあわせたポテトサラダ、柚子胡椒で風味づけした真鶴サバのリエット、エスニック風味に味つけした2種類のニンジンのサラダ。

ソムリエでもある入江さんが料理に合わせて選んでくれた白ワインと一緒にいただきます。

「野菜の味がしっかりしていて、新鮮なのがわかります。
レタスも1枚1枚が厚くて、しっかりしてる! 
スーパーで買うものと、味が全然違います」と、野菜のおいしさに感激する川村さん。

お店でも人気のブイヤベース。おいしそうな香りに、思わず川村さんも前のめりに。

その日仕入れた魚介によって、中身が変わるというブイヤベース(1680円)。この日はカニ、イカ、ムール貝、エビ、ホウボウなどが使われていました。

その日の朝に仕入れた魚介によって、中身が変わるという
ブイヤベースが運ばれてくると「ものすごくいい香り!」と、
思わず声をあげる川村さん。スープをひと口飲むと
「口の中に魚介の味わいがすごく広がります。
そして、どの料理も味わいがやさしいですね。
しっかりとコクがあって、すごく親しみやすいおいしさです」

数人前から出されることが多いブイヤベースも、honohonoでは1人前からオーダーできるのもうれしいポイント。

入江: スープを残していただければ、リゾットにしてお出しすることもできます。

川村: ブイヤベースのツーウェイ……!
でもご飯を入れてリゾットにしたらおいしいの、本当にわかる! 
女子にもうれしい最高のサービスですね。

この日の魚ランチのヒラスズキのロースト。ランチはこのほかに肉ランチ、パスタランチ、カレーランチの3種類あり、お値段はどれも前菜とコーヒーまたは紅茶がついて2000円以下。「東京だったら3倍くらいしますよ!」と川村さん。

リゾットを待つあいだにやってきたのが、この日の魚ランチのヒラスズキのロースト。
「下のソースは磯の香りがグッとする真鶴で採れたハバノリを、
バターとあわせたものです。
つけあわせの野菜は菜の花、ロマネスコ、カブ、安納芋。
どれも高橋さんの畑で採れたものです」と説明してくれる入江さん。

ヒラスズキを、ひと口パクリ。このあと、おいしさにもだえていました。

「このキツネ色、いいですね」とカリッと焼かれたヒラスズキをいただいた川村さん、
その味わいに「これ絶品です!」と感動。
「このハバノリ、あとからふわ~って香るので『もう一口食べたい』ってなります。
お芋もすごく甘くて、バターソースとあわせると、もうスイーツみたいですよ」

リゾットに仕立ててもらったブイヤベース。300円の別料金がかかりますが、迷わず注文すべきおいしさです。

そして最後にやってきたリゾットにも大満足。
「ブイヤベースとはまた違うおいしさ! サッパリしているのにコクがあります。
これは人工的な味じゃない、本当の魚介だからこそ出せる味なのでしょうね。
もう家の近くにあったら、通いたい!」

食後にコーヒーをいただきながら、真鶴港をながめる川村さん。なんとも幸せそうな笑顔。

「おいしい魚を上品に料理して出してくれるのが、うれしいですよね。
もちろん食材を生かした海鮮丼や刺身定食とかも真鶴はおいしいのでしょうけど、
ちゃんと演出して出してくれるお店もあるのっていいですね。
気持ちがすごく盛り上がります」と川村さん。
「お店の雰囲気がおしゃれなので、男性の方はちょっと入りづらいかもしれないけど、
お料理の量もひと皿ひと皿がたっぷりなので、ぜひ食べてほしいな」

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