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「ブーランジェリーミケ」
地元の素材を使った、
丁寧でおいしいパン屋さん

おでかけコロカル|島根編

posted:2015.4.30   from:島根県  genre:旅行

〈 おでかけコロカルとは… 〉  一人旅や家族旅行のプラン立てに。ローカルネタ満載の観光ガイドブックとして。
エリアごとに、おすすめのおでかけ情報をまとめました。ぜひ、あれこれお役立てください。

editor’s profile

Kaori Ezawa

江澤香織

えざわ・かおり●神奈川生まれ、東京在住。フリーライター。友人に誘われふらっと訪ねた鳥取の旅で、 その良さに感動し、以後、山陰と深く関わることに。「山陰旅行 クラフト+食めぐり」(マイナビ)著者。 食、旅、クラフト等を通じて、日本文化とものづくりを応援。

credit

撮影:川瀬一絵(ゆかい)
協力:島根県

出雲大社の参道へ向かう神門通りには、小さな店が楽しげにちょこちょこと並んでいます。
こちらのパン屋さんは、一畑電車(通称バタ電)の出雲大社前駅からもすぐ。
大正時代の建物だったという、古い日本家屋をそのまま生かした造りで、
鄙びた味わいがあります。

店内にはパンがぎっしり並んでいますが、夕方前には売り切れてしまうことも多いそう。
お客さんも次々とひっきりなしに入ってきます。
パンはだいたい80種くらいあり、ハード系からお惣菜系、菓子パンとさまざま。
小麦とお米由来の天然酵母を使用し、
地元の食材をできるだけ多く使っています。
雲南市で作られている木次乳業のパスチャライズ牛乳や、平飼いの有精卵、
そしてお隣の鳥取県、大山で作られる大山バターなどなど。
出雲では、斐川町で「出雲小麦」という国産小麦が作られており、
ブーランジェリーミケでは、7割のパンに
契約栽培で育ったこの出雲小麦を使っているそうです。

店主の宇佐美高広さんは、学生時代からパンが大好きで、
パン屋さんでアルバイトしていたこともあったとか。
東京へ出て天然酵母パンの美味しさを知り、7年修行の後、地元へ戻ってきました。
パンの香りを引き立て、旨味、甘味を存分に引き出せるよう、
丁寧に時間をかけて天然酵母を起こし、おいしいパン作りに努力しています。
オープンキッチンで作っているところが良く見えるのも、この店のいいところ。
宇佐美さんもお客さんと気軽に話をしながら、楽しく対応しています。
イートインはありませんが、お隣の喫茶店に持ち込みがOK。
お茶と一緒に焼きたてパンをいただくことができます。

Information


map

ブーランジェリーミケ

住所:島根県出雲市大社町杵築南1342-7

TEL:0853-31-4288

営業時間:7:30~18:00(売切次第終了) 

定休日:火曜日 夏期冬期休業あり。

https://www.facebook.com/Boulangeriemike

特集・遺産と文化が息づく島根・石見エリアをゆく

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