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阿波和紙のブランド
「アワガミファクトリー」は
名だたる世界の
アーティストたちのご用達

おでかけコロカル|徳島編

posted:2014.11.17   from:徳島県吉野川市  genre:旅行

〈 おでかけコロカルとは… 〉  一人旅や家族旅行のプラン立てに。ローカルネタ満載の観光ガイドブックとして。
エリアごとに、おすすめのおでかけ情報をまとめました。ぜひ、あれこれお役立てください。

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Shikoku tairiku

ウエブマガジン四国大陸

「ウエブマガジン四国大陸」は、食、暮らし、自然、風景、仕事、歴史など、四国の密やかな魅力を発信中。四国に住む、デザイナー。編集者、イラストレーターなど、20~40代の他業種のメンバーで運営している。
http://459magazine.jp/

グレゴリー・コルベール、サム・フランシス、細江英公、三好和義……など、
国内外の名だたるアーティストに愛用される和紙メーカーが徳島にあります。
徳島県を東西に流れる吉野川の中流域、高越山の麓にある「アワガミファクトリー」は、
1300年の歴史を持つ阿波和紙のブランドです。

「伝統を守っていくだけでは生き残っていけない。 
 時代のニーズをつかみ、
 新しい技術はどんどん取り入れて
 柔軟な発想でものづくりをしていかないと」

そう語るのは理事長の藤森洋一さん。

その言葉の通り、伝統的な技術を活かしつつ
オフセット印刷やインクジェット印刷できる和紙など、
新しい技術を積極的に取り入れ、
現在のライフスタイルに合った和紙を次々と提案しています。

近年、特に力を入れているのが「アワガミインクジェットペーパー」。
独自の技術で開発されたインクジェット紙は発色や耐久性に優れ、
アーティストだけではなく、
グラフィックデザイナーや装丁家たちからも絶大な支持を得ています。

デジタルで処理をした写真やイラストも、和紙のやわらかな風合いに出力すると特別な作品に。

写真家・川内倫子さんの写真集『やうやうしろく』にも
アワガミインクジェットペーパーが使われています。
「巻物になっている写真集で、インクジェット和紙の
さらなる表現の可能性を感じさせてくれる作品集になっています」
と話してくださったのは、東京企画室の工藤多美子さん。
2014年1月に代官山蔦屋書店で開催された写真展でも、
多くの方々がインクジェットペーパーに関心を寄せてくださったとのこと。
http://www.goliga.com/rinko/

川内倫子さんの最新作写真集『やうやうしろく』。

こちらは、竹と再生古紙を原料につくられた“竹和紙”のスケッチブック。
ふんわりと柔らかな風合いと描き心地、そしてスタイリッシュなカバーデザインで、
これまであまり和紙を使ったことない若い世代の方々にも人気のアイテムです。

スクラップ帳などステーショナリーとして愛用しているファンも多い。

工房に併設されているショップでは、
アーティストご用達のこれらの和紙を購入することができます。

工房併設ショップではさまざまな色、種類の和紙を実際に手に取って選ぶことができます。

他にも徳島の風景を愛らしいタッチの水彩画で描いたポストカードや
モダンなデザインの和紙を使ったステーショナリーなど、
紙好きにはたまらないオリジナルのペーパーアイテムが勢揃い!

こちらのポストカードのイラストを描いたのは入社して6年目の高田友季子さん。
芸術大学で絵画を学んだ後アワガミファクトリーに入社し、
和紙の製造も担いながら商品企画に携わっています。
若い作り手もがんばっている和紙メーカーです。

阿波おどりや眉山(びざん)など徳島の風景や名物を描いたポストカード。

また、工房では手漉き和紙体験も行なっています。
500円ワンコインではがきや半紙を手漉きで作ることができます。
トップクリエイターたちが魅了される、
表情豊かな阿波和紙の魅力に触れてみてはいかがでしょう。

取材に伺った日、工房では写真家のグレゴリーコルベール氏から特注があったインクジェット和紙を、この紙の制作のために特別に作った大きな桁を使って漉いていました。

Information


map

阿波和紙伝統産業会館

住所:徳島県吉野川市山川町川東141
TEL:0883-42-6120
営業時間:9:00〜17:00
http://www.awagami.or.jp/
http://www.awagami.jp/

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