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東京のきつねが
大阪でたぬきにばける!?
『誤解されやすい方言小辞典』

コロカルニュース
vol.2107

posted:2017.6.5  from:全国  genre:エンタメ・お楽しみ

〈 コロカルニュース&この企画は… 〉  全国各地の時事ネタから面白情報まで。
コロカルならではの切り口でお届けする速報ニュースです。

地方出身者なら誰もがある、
「まさか方言だとは思わなかった……!?」という体験。
当然のように発した表現に、「えっ!?」と言われてしまう!

共通語と同じ語形だけど、共通語では使われている
意味とはちょっと違う。そんな言葉を集めた
書籍『東京のきつねが大阪でたぬきにばける 誤解されやすい方言小辞典』が、
辞書でおなじみの三省堂から出版されました。

その代表が、「たぬき」。
東京では、うどんでもそばでも、揚げ玉(天かす)が乗っているものは「たぬき」です。
ところが、大阪で “たぬきそば” をたのむと、甘辛く煮た油揚げをのせたものがでてきます! 
東京では「きつね」と呼ばれるものが、大阪では「たぬき」と呼ばれているんです。

東京のきつねは大阪でたぬき

その理由は、もともと大阪では甘辛く煮た油揚げをのせたうどんを「きつね」
と呼んでいたのですが、大阪の食文化ではうどんが標準。
そこに標準から外れたそばを使ったことで、「たぬきに化けた」ととらえられたのでした。

東京では具の違いですが、大阪ではうどんとそばの違いになるんですね。
さらにおとなり京都では、「たぬき」はさらに違って、
あんかけうどんの上に刻んだ油揚げが乗ったものなのでした..

いっぽうこちらは、“かじる”という言葉。共通語の「かじる」は
「かたいものの一部を、少しずつ歯でかんでけずりとる」ということですが、
山梨や長野・静岡の一部では
「背中をかじる」「頭をかじる」などのように「かゆいところをかく」の意味で使われます。
“背中かじって”と言われたらちょっとびっくりしちゃいますね。

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「この服、少しきもいんで」とは?!

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ほかにも、青森・秋田・岩手などで「ながめる」は
「伸ばす」という意味もあり、
「足、ながめれ」というのは、「足をくずしてくつろいでください」との
意味を込めた心遣いの言葉です。

「今夜はだいてやるから、好きなだけ飲め!」
「この服、少しきもいんで」

また、「今夜はだいてやる(奢ってやる)から、好きなだけ飲め!」(富山)や、
「この服、少しきもい(小さい)ので、別の持ってきてもらえますか」(愛知・岐阜など)
など、共通語と同じ語形なのにまったく意味が異なる、
ものすごく誤解されやすい言葉たちも!

本書に収録されているのは、「誤解されやすい方言」181語。
イラストをまじえ、古典や文豪の用例なども引用し、
詳しく解説しています。詳細はWebサイトにて。

information

『東京のきつねが大阪でたぬきにばける 誤解されやすい方言小辞典』

著者:篠崎晃一

本体価格:1,300円(税別)

Web:三省堂

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