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〈トランクデザイン〉
神戸のまちに開かれた
デザインオフィス&ストア

特集・CLASS KOBE × コロカルニュース
vol.1604|Page 1

posted:2016.3.25  from:兵庫県神戸市  genre:ものづくり

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〈 コロカルニュース&この企画は… 〉  全国各地の時事ネタから面白情報まで。
コロカルならではの切り口でお届けする速報ニュースです。

writer profile

Yu Miyakoshi

宮越裕生

みやこし・ゆう●神奈川県出身。大学で絵を学んだ後、ギャラリーや事務の仕事をへて2011年よりライターに。アートや旅、食などについて書いています。音楽好きだけど音痴。リリカルに生きるべく精進するまいにちです。

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Supported by 神戸市

兵庫県神戸市にある小さな海辺のまち、垂水。
このまちの大通りにたたずむ〈トランクデザイン〉は、
兵庫の職人さんと一緒につくった雑貨や洋服、
有機野菜などが並ぶ、手づくり感いっぱいのお店。

でも、それだけではありません。
活版印刷機があったり、コーヒースタンドがあったり……
ふつうの雑貨屋さんとは、少々おもむきが異なります。
じつはこちら、ストアを併設したデザイン事務所なんです。

代表は、兵庫県出身のアートディレクター/デザイナーの堀内康広さん。
以前は印刷会社のデザイン部門に所属しながら
オリジナルTシャツブランドを運営していましたが、2008年に独立。
その翌年、ホームタウン神戸に根を下ろし、誰でも立ち寄りやすい
地域に開かれたデザイン事務所をつくりたいと、トランクデザインを立ち上げました。

神戸市西区神出にある〈たんぽぽ珈琲舎〉のコーヒーや
神戸市西区の有機農家〈Naturalism Farm〉の野菜、
明石・魚の棚にある〈No123〉のマフィン、
住吉のチーズケーキ専門店〈CASSALADE〉のチーズケーキなどなど、
お店に並ぶのは、“兵庫で生まれたいいものを、地元の人々に紹介したい”
という思いからセレクトされたものばかり。

「僕たちの身近にひそんでいる、すばらしい製品や技術、サービス。
それらのものごとに、新たな視点から光をあて、魅力を再編集し、
それらを必要としている人たちの手元に、
幸せなかたちで届けるしくみをつくることが僕たちのデザイン。
それはまるで、新しい未来の地図をつくるような仕事」と、堀内さんは語ります。

兵庫などの間伐材・地域材を使った
テーブルウェア〈森の器〉は、オリジナルプロダクトのひとつ。
各地域に根ざした製材所で、職人さんの手によってつくられています。
器を裏返すと、伐採された年月と伐採場所を示す緯度経度が彫刻されています。

森の器は、兵庫県丹波篠山で製材所を営む
有限会社〈ウッズ〉から「間伐材を有効活用しつつ、
森をめぐるものごとの循環をサポートできるような
モノづくりができないだろうか」そんな相談を受けて生まれたプロジェクト。

依頼を受けた時に堀内さんがイメージしたのは
“材料の木が育った場所を、見に行きたくなるような器”。
それから約1年半の開発期間を経て、器が完成。

ふちがスッと薄く美しいフォルムは、歪みが生じないギリギリのバランスを追求して生まれた、努力のたまもの。

堀内さんは、この器をきっかけに森を訪れる人が増え、
グリーンツーリズムのムーブメントが生まれてほしいと考えているそうです。

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