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〈としまミュージアム〉
クローズする豊島区旧庁舎で
現代アートを展示!

コロカルニュース

posted:2016.3.14   from:東京都豊島区  genre:活性化と創生 / アート・デザイン・建築

〈 コロカルニュース&この企画は… 〉  全国各地の時事ネタから面白情報まで。
コロカルならではの切り口でお届けする速報ニュースです。

writer profile

Akiko Saito

齋藤あきこ

さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。

多くの芸術家が暮らしたアトリエ群〈池袋モンパルナス〉や、
漫画家たちが巣立っていった〈トキワ荘〉など、
古くから文化的な土壌が醸成されてきた、池袋。
現在では、演劇や映画、そしてアニメのまちとなり、
新しい文化を発信し続けているところ。

そんな豊島区の中心にある、豊島区旧庁舎と豊島公会堂、
2つの施設がその歴史に幕を閉じます。
その跡地には、8つの劇場、を含む国際的な“文化にぎわい拠点”が
2020年に誕生する予定です。

この大きな転換期を迎える豊島区にて、
旧庁舎と豊島公会堂にお別れを告げるべく、
アートに演劇、音楽ライブ、アニメ、食など様々な文化が
一同に会するイベント〈としまミュージアム〉が
2016年3月20日(日)と21日(月・振休)の二日間にわたり、開催されます。
としまミュージアムの館長は、豊島区長の高野之夫さん。
メインビジュアルイラスト制作はしりあがり寿さんです。

まずはメイン会場の豊島区庁舎。旧庁舎4フロアすべてを使って、
2日間だけのカルチャー・ミックスが展開されます。
1階は、旧庁舎跡地開発プロジェクトを紹介する
〈ウェルカム&プレゼンテーション・フロア〉と、
キッズやファミリーのためのワークショップとステージプログラム
〈としまチルドレンズミュージアム(Produced by フジテレビKIDS)〉。

2階は〈アニメ・フロア Produced by animate〉。
大人気TVアニメ『おそ松さん』の映像で、声優アフレコ体験を実施します。
そして3階は〈アート・フロア〉。
田原唯之、ミラーボーラー、山下拓也、泉太郎、宇治野宗輝ら
8組のアーティストが旧庁舎の空間を生かした作品を展開します。

田原唯之

ミラーボーラー

泉太郎

また、3階では、靴をテーマにユニークな作品を
作るアーティスト、靴郎堂本店によるワークショップも。

靴郎堂本店

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としまの文化 いまむかし

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旧庁舎

8つの劇場空間と高規格オフィスが作られます

4階の〈としまの文化 いまむかし〉では、
池袋モンパルナスやトキワ荘、未来遺産に認定された雑司が谷地区や、
ソメイヨシノなど豊島区の地域文化、豊島区旧庁舎・公会堂を振り返ります。

ほか、生産者の顔が見える野菜や果物、作り手の顔が見える
アクセサリーや食器を販売する〈ぶくろマルシェ〉も。
池袋を愛する有志たちが立ち上げた、
であう・つながる・ひろがるマルシェなのだそう。

そしてもう一つの会場〈豊島公会堂〉では、
ご当地キャラバンドのライブ、昭和歌謡、落語、
アニメ落語、ラジオ公開生放送など、盛りだくさんのライブイベントを開催! 

出演は、渋さ知らズ、山寺宏一、春風亭一之輔、サンキュータツオ、林家こん平ら。
ライブの最後には、高野区長も登壇予定です。

ちなみに2016年3月19日(土)から
3月21日(月・振休)まで、池袋初のラーメンイベント
〈としまラーメンミュージアム@中池袋公園〉が開催されます。
ブンブンブラウカフェ、らあめん元など、
10店前後の人気・有名ラーメン店が池袋公園に集結。
この連休の池袋はイベントが目白押しです。

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としまミュージアム

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