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今日のおやつ:
サクサクサブレ「シラカボ」は
北海道美深町から。
地元産の小麦・南瓜・
白樺樹液を使用

コロカルニュース

posted:2015.11.9   from:北海道中川郡美深町  genre:食・グルメ / 活性化と創生 / 買い物・お取り寄せ

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writer profile

Akiko Saito

齋藤あきこ

さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。

今日のおやつは、北海道美深町のパイサブレ「シラカボ」。
パイとサブレの中間のようなサックサクの食感で食べ応えありです。
お味は甘さ控えめで、洗練された印象。
地元の名物がふんだんに使われています。

生地には北海道を代表する小麦「ハルユタカ」を使い、
甘みが人気のかぼちゃ「クリユタカ」を練りこみました。
そして表面のアイシングには、
ミネラルなどが豊富に含まれる「白樺樹液」を使っているのが味の決め手。
パッケージもすごくおしゃれで、
おみやげにしても喜ばれることうけあいです。
お値段は、一箱7枚入1,000円(税込)となっています。

美深町は、北海道の北部、最北端の稚内と旭川の
まんなかぐらいに位置するまち。
寒暖差が大きいのが特徴で、麦の作付け北限地域でもあります。

こちら美深町から。白樺樹液が採れる、仁宇布地区にある滝。

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主婦の声をきいて作ったお菓子

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おしゃれなデザイン

美深町は、数年前から地元の食材を使った新しい特産物づくりに
取り組んでおり、この「シラカボ」は、
美深産のハルユタカを使った、第一弾の「北はる香かりんとう」と、
第二弾のかぼちゃを使用したスティックタルト「ピウカ・ボッチャ」
に続く第三弾。1年のうち、4月下旬~5月上旬だけしか採れない、
希少価値の高い白樺樹液を使ったお菓子を開発しました。
第二弾からは、美深町の菓子店と美深町観光協会のコラボレーション
となり、地元の菓子店によって製造されています。

「シラカボ」を作るために、
札幌を中心としたお菓子に興味がある20代から50代の
主婦モニターに意見を聞いてマーケティングを行いました。
お菓子を製造するのは、美深町の菓子店「花月堂」さん。
試作品を主婦モニターに郵送し、商品に対するイメージや味、
パッケージ、大きさ、量、価格など様々な意見を反映して2012年4月から
販売を開始。「菓子司花月堂」や道の駅びふか「物産館アウル」
などで販売されています。

花月堂「シラカボ」

コロカル商店

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