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福岡県「太宰府天満宮」
宝物殿で開催中!
ホンマタカシ個展
「Seeing Itself –
見えないものを見る」

コロカルニュース

posted:2015.5.26   from:福岡県太宰府市  genre:アート・デザイン・建築

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writer profile

Akiko Saito

齋藤あきこ

さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。

福岡県太宰府市の「太宰府天満宮」にある
「宝物殿」にて、写真家・ホンマタカシの
個展「Seeing Itself-見えないものを見る」が開催中。
ホンマさんが太宰府で取材し、撮影、制作した
写真、映像、屋外作品などで構成された展覧会です。
2006年より、日比野克彦さんや小沢剛さんらの
アーティストを招聘して行われてきた
「太宰府天満宮アートプログラム」の第9回として開催されます。

「Seeing Itself」とは、見ることそれ自体に
着眼するホンマさんがしばしば触れるフレーズ。
一連の神社での取材の中でホンマさんが対峙したのは、
「見えないもの」を見ることそれ自体でした。
会場では、プリントはもちろん、太宰府の霊山「宝満山」の
麓に鎮座する竈門神社の一間をカメラオブスキュラにして撮ったピンホール作品、
太宰府天満宮の神事に関連した映像作品、
双眼鏡を覗いて鑑賞する屋外作品などが展示されます。

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神社でアートの展覧会って珍しいですよね。
もともと「太宰府天満宮」のご祭神・菅原道真公は、
「学問の神様」のほか「文化の神様」としても崇められていました。
和歌や連歌、歌舞伎、書画のご奉納を通じて、
太宰府天満宮は文芸・芸能・芸術、いわゆる
アートと関係が深くなっていったということもあり、
アートにゆかりが深い神社なんです。

今日の写真表現において、世界の第一線に身を置き、
刻一刻と移り変わる「今」を切り取ってきたホンマさんが、
太宰府天満宮千百余年の営みの中に見たものは何だったのか?
ぜひお確かめください。

ホンマタカシ「Seeing Itself-見えないものを見る」
会期:2015年4月26日(日)~8月30日(日)
休館日:月曜日 ただし7月20日は開館
開館時間:9:00~16:30(入館は16:00まで)
会場:太宰府天満宮宝物殿第2第3展示室・竈門神社展望デッキ
住所:太宰府天満宮宝物殿 〒818-0117福岡県太宰府市宰府4-7-1
宝満宮竈門神社 〒818-0115 福岡県太宰府市内山883

写真:(C)Takashi Homma
Courtesy of Dazaifu Tenmangu Shrine, Fukuoka, TARO NASU, Tokyo

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