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まるで物語から抜けだしてきたよう。福岡在住の作家、鹿児島睦さんの愛らしい雑貨たち

コロカルニュース

posted:2015.3.3   from:福岡県福岡市  genre:ものづくり / 買い物・お取り寄せ

〈 コロカルニュース&この企画は… 〉  全国各地の時事ネタから面白情報まで。
コロカルならではの切り口でお届けする速報ニュースです。

writer profile

Akiko Saito

齋藤あきこ

さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。

福岡アトリエを拠点に、陶器制作やテキスタイルデザインなど
幅広い創作活動を行っている作家の鹿児島睦(かごしま・まこと)さん。
鹿児島さんの手がける作品は、和風とも洋風とも言い切れない、
シンプルで洗練されたデザインが魅力です。
まるで物語から抜け出てきたような、
愛らしい動物や植物のカラフルなモチーフたちが、
見る人を和ませてくれます。
本日は東京・青山のdoinel / biotopeと鹿児島さんが
コラボレーションしたアイテムたちをご紹介!

長崎の「波佐見焼」で作られた、耳の部分に花を挿す「ウサギ花器」。鹿児島さんのハンドメイド作品を元にしたプロダクト。シンプルな曲線で表現されたウサギには、どんなお花も似合っちゃいます。

こちらはゆらゆらと揺れるモビール「“ZUAN” Mobile

久留米絣

Page 2

「織り」で鹿児島さんの図案を表現しました

そして鹿児島さんのデザインが、福岡県筑後地方の伝統工芸と出会った
doinel(ドワネル)のオリジナル「久留米絣(くるめがすり)」の
グッズもとってもステキ。
久留米絣は、福岡の筑後地方で200年の歴史をもつ伝統工芸。
あらかじめ染め分けた糸ではた織りして文様を表す製法です。
完成までには30以上もの行程があり、約3ヶ月をかけて作られるもの。
このために八女市の「下川織物」とコラボレートしたんです。

こちらが鹿児島さんのデザイン

括り(くくり)と呼ばれる技法で染め分けた糸(絣糸)。

染め分けた糸で織っていきます

織った絣に洗いをかけているところ

この布を使って、
福岡市の「布と手芸のモノ キナリ」店主・小園由華さんと、
八女市の「うなぎの寝床」によって、ショルダーバッグや、
あずま袋、バッグやモンペが制作されました。

近年は、LAや台北、ロンドンなど、海外での個展も開催。
日本のみならず、世界中にファンが広がっている鹿児島さん。
2015年2月27日から、東京・銀座のファミリア銀座本店にて
鹿児島さんの作品の展示・販売やライブペイントが行われる
familiar × Makoto Kagoshima 器から飛び出す図案展
も開催。ぜひチェックしてみてください。

鹿児島陸オフィシャルサイト
・通信販売はこちらdoinel online store

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