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JR東日本×東京芸大生の「JOBANアートアンブレラ」。駅に忘れられた傘をペイントして再利用!

コロカルニュース

posted:2015.2.7   from:東京都台東区  genre:アート・デザイン・建築

〈 コロカルニュース&この企画は… 〉  全国各地の時事ネタから面白情報まで。
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Maruko Kozakai

小堺丸子

こざかい・まるこ●東京都出身。
読みものサイト「デイリーポータルZ」ライター。江戸っ子ぽいとよく言われますが新潟と茨城のハーフです。好きなものは犬と酸っぱいもの全般。それと、地元の人に頼って穴場を聞きながら周る旅が好きで上記サイトでレポートしたりしています。

駅に忘れられたまま、引き取り手のない傘。
行き場所のないそれら多くの傘にペイントを施し、
再利用するというアートプロジェクト「JOBANアートアンブレラ」が
本日までJR上野駅で開催されます!
このプロジェクトは、常磐線沿線の4区4市
(台東区・荒川区・足立区・葛飾区・松戸市・柏市・我孫子市・取手市)と、
東京藝術大学、そしてJR東日本東京支社からなる「JOBANアートライン協議会」によるもので
アートをキーワードに地域活性化を目的としておこなわれているもの。
これまでも何度か常磐線沿線で開催されているとのことですが
今回は3月からの常磐線の東京駅乗り入れを記念したイベントで
いつもより大々的とのこと。
会場に言ってみると、色とりどりに自由にペインティングされた傘が並んでいました。

つい立ち止まって見てしまいます。子供が描いた可愛らしいものから、思い切って穴を開けたデザインのものまで。

東京藝術大学の学生によるライブペインティング。シンプルな傘が一変!

会場には、常磐線沿線の8自治体のゆるキャラがたくさんPRしにきていました。こちらは松戸のキャラ「松戸さん」。自分の顔を傘に描いてたのですが、なかなか上手!

二階フロアにも東京藝術大学の学生さんが描いた傘が展示。こちらは各自治体をテーマにしているそうです。

ほか、親子でビニール傘にペイントしてマイ傘を作る
ワークショップ(事前要予約)も楽しそうでした。
また、1000円以上の募金をすると東京藝大学生が制作したアート傘がもらえます。
(募金は東日本大震災により被災した文化財の救援と修復のため、
公益財団法人文化財保護・芸術研究助成財団へ全額寄付)

処分するしかなくなってしまった傘が
美しいアートとしてよみがえり、
各地域の宣伝やチャリティに貢献できる。
いろんな場所でやってほしいプロジェクトですね。

【JOBANアートアンブレラin上野】
2015年2月7日(土)・8日(日)時間:午前10時〜午後3時
場所:上野駅中央改札口周辺
(1Fグランドコンコース・1Fガレリア・2Fステーションギャラリー)

JOBANアートライン

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