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弘前公園の桜の命を管理する樹木医「桜守」の制服をTAKEO KIKUCHIがリ・デザイン

コロカルニュース

posted:2014.11.4   from:青森県弘前市  genre:ものづくり / アート・デザイン・建築

〈 コロカルニュース&この企画は… 〉  全国各地の時事ネタから面白情報まで。
コロカルならではの切り口でお届けする速報ニュースです。

writer profile

Akiko Saito

齋藤あきこ

さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。

菊池武夫氏、伊勢谷友介氏

青森県弘前市の中心部にある、
総面積約49万2000平方メートルを誇る「弘前公園」。
ここはもともと「弘前城」があったところ。
いまは市民の憩いの場として親しまれる弘前公園は、
桜の名所として県外からも広く知られる場所。
毎年、春にはさくらまつりが開催され、
多くの観光客で賑わっているんです。

桜満開の弘前公園

この桜を守るため、弘前公園には桜の命を管理する
樹木医=「桜守(さくらもり)」がいます。
現在の樹木医は弘前市公園緑地課職員の小林勝さん。
ほか、公園には公園緑地課職員が桜守として勤務していて、
小林さんの指導のもと、今年の春も弘前の桜を美しく咲かせてくれました。

まちの誇りである弘前公園の桜を維持管理し、後世へとつなぐ「桜守」。
彼らの使命である「桜の命をつなぐ」ことに共感した、
TAKEO KIKUCHIほか数ブランドのファッションデザイナー 菊池武夫氏が、
伊勢谷友介氏が代表を務める株式会社リバースプロジェクトと
ともに桜守の制服のデザインを手がけることに。
候補となるデザイン画、2種類×2色の4パターンを発表しました。
ここから一般の投票によって、採用する制服を決定します。

投票はこちら

新制服は、新しいワーキングスタイルを提案するべく、2つの型をデザイン。
ひとつはタケオキクチが得意とするテーラードジャケットを
動きやすくアレンジしたスタイル。
もうひとつはスポーティなデザインのなかに、
大人きちんと感を取り入れたブルゾンタイプ。
色は弘前を象徴する木であるりんごの赤からインスパイアされた
レッドと、”伝統”を感じさせながら、技術に裏打ちされた”実直さ”を
インスパイアするクラシカルなネイビーの2色。
決定された制服は、弘前の縫製工場で製造されます。

投票の方法は、弘前市内2か所に設置された投票所に行くこと、
もしくはWebで投票すること。
青森だけでなく、日本全国すべての人に投票権があります。
詳しくは全日本制服委員会のFacebookページをご参照ください。
新制服は2015年春頃より着用を予定しています。

 

■弘前公園「桜守」制服デザイン 投票概要
期間:2014年11月1日~11月9日(弘前城菊と紅葉まつり会期中)
投票場所:
1.弘前公園内 弘前城植物園(青森県弘前市大字下白銀町1)
2.ヒロロ3階 ヒロロスクエア(弘前市大字駅前町9-20)
3.全日本制服委員会のFacebookページ
時間:9:00~17:00
対象:投票意思があり、投票所で投票できる方・web投票の環境にある方

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