news
〈 コロカルニュース&この企画は… 〉
全国各地の時事ネタから面白情報まで。
コロカルならではの切り口でお届けする速報ニュースです。
writer profile
Yu Miyakoshi
宮越裕生
みやこし・ゆう●神奈川県出身。大学で絵を学んだ後、ギャラリーや事務の仕事をへて2011年よりライターに。アートや旅、食などについて書いています。音楽好きだけど音痴。リリカルに生きるべく精進するまいにちです。
子どもの頃にあこがれたツリーハウスや、秘密の隠れ家。
「大人が作る秘密基地」では、そんな夢を追いつづけている大人たちが作った
全国各地、18の秘密基地を紹介しています。
8月30日(土)、京都のHAPSにてこの本の刊行記念イベントが開催されます。
出演者は、京都を拠点に活動する建築のリサーチユニット「RAD」の建築ディレクター、
川勝真一さんと、本の著者であり編集者の影山裕樹さん、
HAPSエグゼクティブ・ディレクターの遠藤水城さん(ファシリテーター)。
本の中で取り上げた秘密基地を紹介しつつ、
秘密基地的な場をつくることの意味や可能性についてトークを展開し、
RADが参加する「大見新村プロジェクト」や、
京都の芸術家コミュニティづくりに取り組んでいるHAPSの実践にも切り込みます。
この本では、全国各地にある18の秘密基地を7つの類型に分け、
写真や竹田嘉文さんのイラストとともに紹介しています。
・セルフビルド(蟻鱒鳶ル/2階建てキャンピングカー)
・廃墟・屋外(BEACH PARTY/星山温泉)
・ツリーハウス(SLOW BASE/むうじん館/なんじゃもんじゃカフェ)
・リフォーム(RSミサカ/ハレルヤ工房/SHUHALLY)
・たまり場(UDOK./こすみ図書/kvina)
・公共空間(潮目 大津波資料館/貸はらっぱ音地)
・ビジネス(co-lab/ドラマチック/レインボー倉庫)
さらに、さまざまなジャンルの専門家が特別寄稿。
・極地建築家の村上祐資さん「月面基地の考え方」
・社会学者の毛利嘉孝さん「社会のスキマを生きる〜スクォッティングという実践」
・青森公立大学国際芸術センター青森学芸員の服部浩之さん「アートスペースとしての秘密基地」
そのほか、秘密基地が登場する映画やアニメの紹介や、
基地を作るための実践的なアイデアなど、さまざまなトピックを載せています。
この本を読むと、じつは秘密基地にはアートや建築、
まちづくりに応用できるアイデアがたくさんあるんだ、ということに気づかされます。
子どもの頃あこがれていたという方も、
建築などに興味があるという方も、ぜひお手にとってみてください!
イベントのお申し込み方法は、公式サイトからどうぞ。
・『大人が作る秘密基地』出版記念トークin京都
・書籍情報『大人が作る秘密基地』
Feature 特集記事&おすすめ記事