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日本全国の“中量生産・手作業”の
つくり手さん150組以上が一挙集結した
〈4649商店街〉がオープン!

コロカルニュース

posted:2020.6.10   from:全国  genre:買い物・お取り寄せ

〈 コロカルニュース&この企画は… 〉  全国各地の時事ネタから面白情報まで。
コロカルならではの切り口でお届けする速報ニュースです。

writer profile

Kanae Yamada

山田佳苗

やまだ・かなえ●島根県松江市出身。青山ブックセンターやギャラリースペース、ファッション・カルチャー系媒体などを経て、現在フリーのライター、編集者として活動中。まだまだ育ち盛り、伸び盛り。ファッションと写真とごはんが大好きです。

ものづくりにストーリーを込めた、素晴らしいつくり手さんに出会える!

コロナ禍により、日本各地で衣・食・住を問わず、
さまざまなオンラインストアがオープンしている現在。

全国各地に点在する、背景のある“中量生産・手作業”品を集め、
例年大盛況を見せる展示会〈ててて見本市(商談会)〉を
中心に活動している〈ててて協働組合〉は、
この春に〈4649(ヨロシク)商店街〉というウェブサイトをオープンさせました。

この〈4649商店街〉は、〈ててて見本市〉の出展者や、
その界隈で活動するつくり手155組(6月10日現在)のオンラインショップをまとめて紹介。
コロナ禍によって販路が減少してしまったつくり手さんを
どうにか盛り上げようと、オンライン上で新たな場を提供しています。

名前にある“4649(ヨロシク)”は、“はじめまして”の「よろしくお願いします」、
“サポートください”の「よろしくお願いします」のふたつの想いが込められているそう。

サイトをチェックすると、ひと捻り効いたこだわりあふれる逸品があれもこれも!
ついついじっくりと、サイトを回遊してしまいます。

それではここで、〈4649商店街〉に掲載されている
気になる作り手さんをいくつかご紹介していきましょう。

シンプルだけど、つくり手のぬくもりを感じるガラス

まず最初は、富山のグラスブランド〈Simpleglass.(シンプルグラス.)〉

シンプルなフォルムには飲み物を謙虚に受け止める力があること、
そして飽きずに長く使えるものの安心感を頼りに、
畑仕事や稲作の合間に器を制作するようになった木下 宝さん。
彼が手がける器は、削ぎ落とされたデザインであるものの、
愛嬌も感じられるのが特徴です。

コロコログラス

コロコログラス

こちらの〈コロコログラス〉は、底がころんとしたかわいらしいデザイン。
テーブルにあるだけで、グッと小洒落たムードを醸してくれそうです。
ガラスは薄く、飲み心地は軽やかで、ビールの泡立ちもいいんだとか。

そのほかにも、日常の営みに寄り添ってくれるエスプリの効いた器がたくさん。
おしゃれな器をお探しのみなさん、ぜひ〈Simpleglass.〉さんをのぞいてみてはいかがでしょうか。

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日常の中に“火”を取り入れてみませんか?

お次は蝋燭一筋100年余りの〈和ろうそく大與〉
滋賀県の伝統的工芸品にも指定される、由緒正しき蝋燭を手がけています。

植物性100%の原料のみ使用。
職人の手でひとつひとつ丁寧につくられる蝋燭は、品格があり、
火を灯しているひとときが濃密な時間に感じることも。

お米のブロックキャンドル

お米のブロックキャンドル

こちらは米ぬか蝋100%の〈お米のブロックキャンドル〉。
ぼってりとした見た目がなんだかシックで、特別な日にこそ火を灯したくなります。
そして米ぬかからできたワックスは硬く、一般の蝋燭より長持ちするんだそう。
においやすすもあまりなく、蝋垂れも少ないことから、室内で使いやすい蝋燭と言えます。

米ぬかろうそく まめ カラーアソート アース

米ぬかろうそく まめ カラーアソート アース

趣あるアースカラーがチャーミングな〈米ぬかろうそく まめ カラーアソート アース〉。
こちらも原料は〈お米のブロックキャンドル〉と同じなので、
一般の蝋燭より長持ちし、においや蝋垂れの心配も少ないのが特徴。
カラーバリエーションが豊富で、次はどれを使おうかなんて毎回ウキウキしそうです。
クラシックで品のあるパッケージも魅力的ですね。

日常の中で“火”と共に生活することが極端に少なくなっている現在。
火による災害は怖いですが、リアルな炎が私たちにもたらす安心感、
精神性は今なお尊く、失うべきものではありません。

例えば、ヨガや読書、夜のリラックスタイムなどの時間に、
蝋燭の火があるだけで、より有意義に彩ってくれるはずです。

この〈和ろうそく大與〉からもう一度、“火”と共に暮らすことの素晴らしさを
あらためて感じてみてはいかがでしょうか。

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美しい織り、ポップな絵柄に一目惚れ!

レピヤンリボン

レピヤンリボン

最後にご紹介するのは、福井県の細幅織物工場が手掛ける〈レピヤンリボン〉

大正時代からチロルリボン(別名チロリアンテープ)を手掛けてきた同工場。
現在はその代々受け継がれた技術を用い、現代的なモチーフを落とし込んだ
〈レピヤンリボン〉を展開しています。

伝統ある方法で丹精込めて織られたリボンは細部まで美しいのが特徴。
絵柄の種類も多く、色とりどりのさまざまなモチーフのリボンは、
お洋服のアクセントはもちろん、幅のあるものだと、カメラのストラップにもなったり、
アイデア次第でいろいろな用途がありそうですね。
手芸好きの方にはぜひ注目していただきたいブランドです。

ほかにもさまざまなつくり手さんが大集結しているので、
日常の細々したものをお探しの方は心に留まるアイテムがきっと見つかるはず!

日々を共にするものだからこそ、メイドインジャパンのきちんとつくられたものを選ぶ。
そんな気持ちのいいリレーションが、この〈4649商店街〉で生まれることを願っています。

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4649商店街

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