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人間と電磁とが交錯する奇祭
〈エレクトロニコス・
ファンタスティコス!〉
東京港区芝で開催!

コロカルニュース
vol.2233

posted:2017.10.25  from:東京都港区  genre:アート・デザイン・建築

〈 コロカルニュース&この企画は… 〉  全国各地の時事ネタから面白情報まで。
コロカルならではの切り口でお届けする速報ニュースです。

和田 永と『換気扇サイザー』(Photo by Mao Yamamoto)

役割を終えた“はず”の「家電」が、「電子楽器」となって輝きだす!

ブラウン管テレビ、レトロな扇風機、古いエアコン、黒電話――
めぐる時代とともにその役割を終え、廃棄物と化していく電化製品たち。
そんな家電たちに新たな風を吹き込み、電子楽器として蘇生させるプロジェクトが
スタートしているのをご存じですか?

その名も〈エレクトロニコス・ファンタスティコス!〉。
通称「ニコス」と呼ばれるプロジェクトです。

〈エレクトロニコス・ファンタスティコス!〉とは?

〈KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭〉『ブラウン管ガムラン』(Photo by Mao Yamamoto)

オープンリール式テープレコーダーを楽器として演奏するバンド
〈Open Reel Ensemble〉のメンバーであり、「一体どうなってるの!?」と、
その演奏スタイルに度肝を抜かれるブラウン管テレビを用いたパフォーマンス
〈Braun Tube Jazz Band〉などを展開するアーティスト、和田 永さん。

第13回メディア芸術祭アート部門優秀賞の受賞や、
〈ISSEY MIYAKE〉のパリ・コレクションで音楽を担当するなど、
各国でのライブや展示活動を繰り広げているアーティストです。

和田 永と『ブラウン管ガムラン』(Photo by Mao Yamamoto)

その和田さんが、廃棄された電化製品を使って
あらゆる人を巻き込みながら新たな楽器を創作し、量産し、奏法を編み出し、
徐々にオーケストラをかたちづくっていくプロジェクトを始動。
それが〈エレクトロニコス・ファンタスティコス!〉なのです。

これまで「初合奏遭遇篇」や「日立通電篇」などのイベントを経て
活動3年目を迎えた2017年には、東京、日立、京都の3か所に活動拠点を広げ、
協業チーム〈Nicos Orchest-Lab(ニコスオーケストラボ)〉を発足。

チームメンバーは、楽器体験会やワークショップを通じてニコスに興味を持った
小学生、サラリーマン、エンジニア、上は60代の年配と幅広く、
親子での参加が多いのも特徴。
彼らとともに、新たな家電楽器の研究開発と制作を行ってきたそう。

Nicos Orchest-Lab(Photo by Mao Yamamoto)

これらの活動の集大成が、2017年11月3日~5日に
「本祭Ⅰ:家電雷鳴篇」として開催されます。

〈KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭〉にて扇風琴を楽しむ来場者。(Photo by Mao Yamamoto)

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どんなお祭り?

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家電楽器体験、トークイべント、電磁盆踊り大会!?
「本祭Ⅰ:家電雷鳴篇」のエキセントリックな3日間

エレクトロニコス・ファンタスティコス!「本祭Ⅰ:家電雷鳴篇」出演者

初日の11月3日(金・祝)は、
「天翔けるその妄想を産み落とせ!」のテーマのもと、和田さんのほか
八谷和彦さん(メディアアーティスト)、鈴木康広さん(アーティスト)、
林 千晶さん(株式会社ロフトワーク代表取締役)といった
アーティストやモデレーターを召喚し、
「想像や妄想はどうしたらカタチにできるのか?」について語り合う
トークショーを開催予定。

11月4日(土)には、
藤 浩志さん(美術家)、土佐信道さん(〈明和電機〉アーティスト)、
津田大介さん(ジャーナリスト)、そして和田さんが
「蛙と魚と蟹と未来予想」のテーマでトークセッション予定。
藤さんにとっての「蛙」、土佐さんにとっての「魚」、
和田さんにとっての「蟹(蟹足)」というパーソナルなモチーフが、
どのようにメディウムとして機能し、たくさんの人を巻き込みながら
未来をつくる原動力になっていっているのか? について語り合います。

両日とも、家電楽器の体験演奏が可能。
訪れる際はぜひ、ボーダー柄の服を着て参加してみて。
その理由はまだ明かせませんが、自分自身が電子楽器の一部分になれるはず。

電磁盆踊り大会イメージ図(作画:和田 永)

そして11月5日(日)の最終日には、
楽器に変身したブラウン管テレビ、扇風機、エアコン、掃除機などを集めての
初の大合奏を披露予定。
参加アーティストは、向井秀徳さん(ミュージシャン)、快快 FAIFAI(劇団)、
市原えつこさん(メディア・アーティスト)、飛鷹全法さん(住職)etc……。
音楽、アート、パフォーミングアーツ、エンジニアリングが融合する
ニコスならではの夢の共演が実現します。

フィナーレを飾る「電磁盆踊り大会」では、
会場に設置した五角形の大型のやぐらを囲み、
家電による祭ばやしを人力で演奏し、来場者全員がひとつの音と化して踊り歌う、
奇想天外な祭りとなることでしょう。

Ars Electronic『扇風琴』(Photo by Mao Yamamoto)

地上アナログ放送の役割を終えた電波塔、東京タワーのふもとの会場で、
役割を終えた“はず”の「家電」が「楽器」となって蘇生し、
その呻き声ともいうべきサウンドを響かせるイベント。
老いも若きもが驚く、スペクタクルな3日間!
ぜひ“通電”しに訪れてみてはいかが?

information

map

和田永 エレクトロニコス・ファンタスティコス!
本祭Ⅰ:家電雷鳴篇

家電楽器体験!トークイベント!電磁盆踊りリハーサル!

開催日時:2017年11月3日(金・祝)14:00~20:00(トークイベントは18:00~20:00)

2017年11月4日(土)11:00~17:00(トークイベントは13:00~15:00)

会場:スターライズタワー STUDIO JUPITER(東京都港区芝公園4-4-7 東京タワーメディアセンター内)

入場料:無料(ドリンク代別)申込不要

体験型コンサート!電磁盆踊り大会!

開催日時:2017年11月5日(日)17:30開場 18:30開演

会場:スターライズタワー STUDIO EARTH(東京都港区芝公園4-4-7 東京タワーメディアセンター内)

入場料:3000円(全席自由、ドリンク代別、小学生以下無料)再入場不可

Webエレクトロニコス・ファンタスティコス!

開発中の楽器をチェック!

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