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〈とやま工芸の原点・
いま・未来をめぐる旅〉
ものづくりの国・富山で開催

コロカルニュース

posted:2017.10.10   from:富山県  genre:旅行 / ものづくり

〈 コロカルニュース&この企画は… 〉  全国各地の時事ネタから面白情報まで。
コロカルならではの切り口でお届けする速報ニュースです。

writer profile

Akiko Saito

齋藤あきこ

さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。

多くの伝統工芸が今も受け継がれる、
富山県の工芸の原点・いま・未来をたどる!

2017年11月17日(金)、11月18日(土)、11月19日(日)、
11月22日(水)、11月23日(木・祝)の5日間にわたり、
ツアープログラム〈とやま工芸の原点・いま・未来をめぐる旅〉が開催されます。

このツアーは、富山県の伝統産業や工芸作家の工房・工場と、
それを育んできた富山の自然風土・歴史・文化を体感する、日帰りのプログラムです。

8つのテーマに分けて、職人・作家との交流、実際の制作体験、
その地域ならではの食など、深みのある体験をご用意! 
参加費も2000円~と、リーズナブル。現地でのバス代やガイド料、
保険料など実費の一部を主催者が負担する、お得なツアーです。

【ツアーテーマ】

● 高岡の金工と、高岡鋳物発祥の地を訪ねる/11月22日(水)

● 高岡の漆芸と、“動く美術館”御車山に出合う/11月17日(金)

● 越中小京都・城端に根付く工芸と、民藝の深い哲学に触れる/11月17日(金)

● 2つの木工芸(庄川挽物木地・井波彫刻)と棟方志功の住居を訪ねる/11月19日(日)

● 売薬から発展した工芸と食を知り、北前船で栄えたまちなみを歩く/11月23日(木・祝)

● おわらの町・八尾、美しい型染め和紙を訪ね歩く/11月18日(土)

● 神々が宿る山、立山の麓で、越中瀬戸焼と和紙の作り手に出会う/11月22日(水)

● 室町から続く魚津漆器ほか、魚津・黒部の職人・作家とその作品に触れる/11月19日(日)

申し込み方法など詳細は公式サイトにて

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〈国際北陸工芸サミット〉開催中

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木工芸・井波彫刻

富山県には、加賀藩の庇護を受け400年続いてきた高岡の金工・漆芸や、
平安時代から須恵器の産地であった土地が生み出す越中瀬戸焼、
奈良時代の「正倉院文書」にもその名が残る越中和紙など、
長いものづくりの歴史があります。

ツアー〈とやま工芸の原点・いま・未来をめぐる旅〉は、
今秋に富山県で初開催となる〈国際北陸工芸サミット〉(主催:富山県)の
企画として行われるもの。

国際北陸工芸サミットは、北陸三県が連携し、北陸の工芸の魅力を
世界に発信していく広域的な催しです。11月には他にも、
世界の工芸の伝統とイノベーションをテーマに、世界各地の
工芸の動向を紹介する「ワールド工芸100選」展(会期:11月16日(水)~
平成30年1月8日(月・祝)・要観覧料)が富山県美術館で開催されます。

また、日本の手仕事と、アートや先端テクノロジーが出会う〈工芸ハッカソン〉
の公開プレゼンテーションが11月19日(日)に高岡市内で開催。
新しい工芸の未来を提示するアウトプットを創ろうと、
富山県内の職人・作家と全国のエンジニアやアーティストたちが
チームとなって9月から取り組んできた成果を発表するもので、
こちらはどなたでも見学可能です(入場無料)。
詳細は〈国際北陸工芸サミットWebサイト〉、〈工芸ハッカソンWebサイト〉より。

information

富山開催〈とやま工芸の原点・いま・未来をめぐる旅〉

開催日:2017年11月17日(金)、11月18日(土)、11月19日(日)、11月22(水)、11月23日(木・祝)

訪問地:富山県の職人・作家の工房・工場、資料館、寺社仏閣など

定員・参加費:各ツアー20名(最少催行人数10名)、2,000円~6,000円(富山県内駅発着)

Web:公式サイト

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